第8話 ページ9
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個性ありきの体力テスト。種目はソフトボール投げ、立ち幅跳び、50m走、持久走、握力、反復横とび、上体起こし、長座体前屈。
私の個性が発揮される種目は長座体前屈と立ち幅跳び、…50m走とソフトボール投げももしかしたらいけるかもしれないな。
最初は定番中の定番、50m走。ふくらはぎにあるエンジンで加速したり、お腹のビーム利用したり…皆本当工夫が上手だ。
ぼんやり走っている姿を眺めていると、相澤先生に名前を呼ばれた。あ、順番次か。
「サッサとしろ、非合理的だぞ」
「はいはい行きまーす！」
「返事は1回」
「はい！」
先生眼光鋭いです、怖いです。肩をすくめながらスタート地点に立つ。一緒に走るのは…げ、爆豪。この人も眼光鋭いしガン飛ばしてて怖いんだよなぁ…正直関わりたくない。
…あ、そうだ忘れてた。
「せんせーい！これって誰か1人手伝ってもらうのありですかー！？」
「個性使うのに必要なんだろうな」
「それはもう！」
「…早くしろ」
さて、先生からの許可も貰えた。誰に手伝ってもらおうか…。私の発言にほぼ全員が首を傾げているのを横目に、私は体幹のありそうな女子を探す。
「あのー、体幹のいい女子募集しまーす」
「何でか知らないけどはーい！それなりに自信あるよ！」
「あ、じゃあお願いしてもいい？えっと…」
「芦戸三奈！」
「芦戸ちゃん。私は身十伸Aです。えっとじゃあ、ゴールより10m離れた場所に立っててー」
「「「？？？」」」
みんな目を点にしてるや。そんな中でも芦戸ちゃんは言う通りに立ってくれた。私は彼女に足を踏み締めるよう釘を刺しておく。そして先生に準備ができたことを伝えた。
ヨーイ、スタート！機械による合図で私は素早く腕を芦戸ちゃんまで伸ばし、その肩をガッシリ掴んだ。
「爆速！！」
「ゴムゴムの…」
「ターボ！！！」
「ロケットォ！！」
「「「！！？」」」
私が腕を縮ませたのと、隣の爆豪が両手で爆破を起こし逆噴射をしたのは同時。
芦戸ちゃんにぶつかる5m前で両手を離し、バク転しながら減速させ、芦戸ちゃんの頭上を跳び越えてから着地。よし、完璧。
「4秒12！！」
「うっそまじで？」
今の私、絶対目が点になってるしアホ顔じゃん。めっちゃ早かったな、とか爆風で吹き飛ばされるかと思ったとか…そんな考え吹っ飛んだ。足で走るより速いんですけど。
「めっちゃ速かったね！！あたしびっくりしちゃった！！」
「ぅおっ！？」
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たぴわか(プロフ) - 緑屋…ww (2022年10月30日 17時) (
レス) @page50 id: 95267a9cac (このIDを非表示/違反報告)
ば(プロフ) - 眠さん» コメントありがとうございます！端的に言うと前世の記憶はないためヒロアカそのものを知らない、けど何故か自分が転生したこと、ワンピースの知識はしっかり持ってるという謎めいた設定です！その理由は後々分かるかも…しれないし分からないかも…って感じです (2022年10月30日 16時) (レス) id: a47860cb56 (このIDを非表示/違反報告)
眠 - コメント失礼します！少し気になったんですが夢主さんはヒロアカという漫画だけ知っていて、キャラ及びストーリーなどは知らないという感じですか？ (2022年10月30日 13時) (レス) @page8 id: c3c12ef3af (このIDを非表示/違反報告)
冷凍保存食品(プロフ) - 緑屋なのおもろいwwwwwなんかめっちゃ好きだwwwwwww応援してます💪 (2022年10月26日 22時) (レス) @page50 id: 5ac8dc0a14 (このIDを非表示/違反報告)
さささ - はい！大丈夫です。ご丁寧に対応ありがとうございます！！細かくすみませんでした。本当に面白いです！頑張ってください。応援してます(*´`) (2022年10月25日 11時) (レス) @page41 id: 6ec0373f36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ば
| 作成日時：2022年10月21日 0時
