第15話 ページ16
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「何故“麦わら屋”の能力の使い方を知ってる？どこで俺を知った？どこまで俺達のことを知っている
そしてお前は…何モンだ」
核心を突かれるような問いを前に、もはや嘘を吐く余地はない。虚言を吐こうものなら即座に彼の能力が私の体をバラバラにすることだろう。
ひしひし伝わる殺気に体を縮こまらせた私は、浅く早い呼吸を落ち着かせようと1回大きく息を吐いた。息を吸う方にではなく、吐く方に意識を向け、何回か深呼吸をする。そうすればドクドクと煩い心臓の音はいくらか静まり、呼吸も少しは落ち着いた気がした。
覚悟は決まった。相手だってここで私を逃すつもりなんて毛頭ないハズ。潔く話した方が身のためだ。
「…これは貴方にとってあり得ない話かもしれない。けど、それでも聞いてくれますか
『ロッキーポート事件』首謀者と言われている王下七武海…いや、『元王下七武海』“トラファルガー・D・ワーテル・ロー”」
「！」
揺さぶりに揺さぶられたんだ。これぐらいの意趣返しくらい許されるでしょ。そう思っての返しだったけれど、それは彼にとって予想外の返答だったらしい。微かに息を呑む音が耳に届いた。
それを確認した私は満足して微笑し、彼に包み隠さず話すことにした。
前世の記憶はないものの、何故か二度目の生を受けていること。
トラファルガー・ローという人物が物語『ワンピース』の主要人物であり、その主人公が私の個性である『ゴムゴムの実』能力者“モンキー・D・ルフィ”であること。『ワンピース』の内容については
私の話を聞き終えた彼は動揺していた。何せ自分がいた世界がまさか物語だなんて信じられやしないのだから。けど事実は事実。受け止めてくれなきゃ話にならない。それを分かっているのか、彼は私の話に口を挟むことなく最後まで聞いてくれた。
全部、全てを説明し終えた私は彼に「何か質問あります？」と投げかける。彼なりに色々問い質したい事があったのだろう。顎に手を添え考える素振りをしている。暫く待っていると、彼は顔を上げ1つのことを私に問うた。
お前が知っている限りの麦わら屋の技を全部教えろ、と。
それが何を示すのか分からないけど、それでも私は正直に答えた。覇気は習得していないけれど、『ギア4』までは知っていることを。
すると彼はまた考える素振りを見せ、熟考し始めた。
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たぴわか(プロフ) - 緑屋…ww (2022年10月30日 17時) (
レス) @page50 id: 95267a9cac (このIDを非表示/違反報告)
ば(プロフ) - 眠さん» コメントありがとうございます！端的に言うと前世の記憶はないためヒロアカそのものを知らない、けど何故か自分が転生したこと、ワンピースの知識はしっかり持ってるという謎めいた設定です！その理由は後々分かるかも…しれないし分からないかも…って感じです (2022年10月30日 16時) (レス) id: a47860cb56 (このIDを非表示/違反報告)
眠 - コメント失礼します！少し気になったんですが夢主さんはヒロアカという漫画だけ知っていて、キャラ及びストーリーなどは知らないという感じですか？ (2022年10月30日 13時) (レス) @page8 id: c3c12ef3af (このIDを非表示/違反報告)
冷凍保存食品(プロフ) - 緑屋なのおもろいwwwwwなんかめっちゃ好きだwwwwwww応援してます💪 (2022年10月26日 22時) (レス) @page50 id: 5ac8dc0a14 (このIDを非表示/違反報告)
さささ - はい！大丈夫です。ご丁寧に対応ありがとうございます！！細かくすみませんでした。本当に面白いです！頑張ってください。応援してます(*´`) (2022年10月25日 11時) (レス) @page41 id: 6ec0373f36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ば
| 作成日時：2022年10月21日 0時
