第14話 ページ15
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トラファルガー・ローの後をついて行った先は、とある空き教室。暗くカーテンがピッタリ閉じられたこの教室には光はない。辛うじて開けられたドアから漏れ出た光はあったものの、それはピッタリと閉じられてしまい、その光さえも遮られてしまう。
薄暗い闇が私と彼を包み込んでいる。この暗闇と静寂が私にとって苦痛で仕方ない。これから何を言われるのか、聞かれるのか。頭では何となく予想できているけど、それでも怖いのだ。どこまで聞かれるのか、どこまで答えさせられるのか。それがただ怖い。
「…ニュウガクシケン、と言ってたか。兵器とのあの戦闘。あの時の映像を抹消屋から見せてもらった。そして今日の個性把握テスト…
その2つから見たお前の能力に俺は心当たりがある」
「…」
突然の本題。それは余計な話はしないこと、嘘は許されないことを意味しているのだと瞬時に理解した。それと同時に、脅しであることも。暗くて見えるはずがないのに、トラファルガー・ローの目が真っ直ぐだと分かってしまう。
「最初はただの偶然かと思った。何せお前は“あいつ”じゃない。見た目も、性別も、“生きている世界”も何もかも違う
だが実際はどうだ。お前は“あの男”と同じ能力の使い方をしていた。そして同じ技を使っている
“技名”でさえもだ」
「っ、」
心臓がいやに反応した。肩だって跳ねた。息でさえも一瞬詰まった。これだけで彼は勘付いたはずだ。
不運なことに、今の彼が被っている帽子は“ポークパイハット”ではなく“キャスケット”
それが何を意味するか──彼が『2年前』でなく『2年後』の彼であり、“覇気”を習得しているということ。ほぼ100％“見聞色の覇気”でこちらの反応を見ているということだ。
「決定的なのは俺が今日、あの場所で姿を現した時
他のガキどもは俺のことを物珍しそうな目をしていた
だというのにお前だけだ。お前だけが顔を強張らせ、酷く動揺していた。まったく隠せてねぇもんだから笑い堪えんのが大変だったぜ」
「…」
何か言おうにも口を開くことすらできない。目の前にいる彼の言葉により、仮定していたことが確信に変わり、次何を言われるか予測できていたから。
ゴクリ。固唾を呑む。
「…お前、何故“麦わら屋”の能力の使い方を知ってる？どこで俺を知った？どこまで俺達のことを知っている
そしてお前は…何モンだ」
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たぴわか(プロフ) - 緑屋…ww (2022年10月30日 17時) (
レス) @page50 id: 95267a9cac (このIDを非表示/違反報告)
ば(プロフ) - 眠さん» コメントありがとうございます！端的に言うと前世の記憶はないためヒロアカそのものを知らない、けど何故か自分が転生したこと、ワンピースの知識はしっかり持ってるという謎めいた設定です！その理由は後々分かるかも…しれないし分からないかも…って感じです (2022年10月30日 16時) (レス) id: a47860cb56 (このIDを非表示/違反報告)
眠 - コメント失礼します！少し気になったんですが夢主さんはヒロアカという漫画だけ知っていて、キャラ及びストーリーなどは知らないという感じですか？ (2022年10月30日 13時) (レス) @page8 id: c3c12ef3af (このIDを非表示/違反報告)
冷凍保存食品(プロフ) - 緑屋なのおもろいwwwwwなんかめっちゃ好きだwwwwwww応援してます💪 (2022年10月26日 22時) (レス) @page50 id: 5ac8dc0a14 (このIDを非表示/違反報告)
さささ - はい！大丈夫です。ご丁寧に対応ありがとうございます！！細かくすみませんでした。本当に面白いです！頑張ってください。応援してます(*´`) (2022年10月25日 11時) (レス) @page41 id: 6ec0373f36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ば
| 作成日時：2022年10月21日 0時
