第12話 ページ13
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長い入学日が終わった。教室でオリエンテーションも一通り終わり、私は芦戸ちゃんに誘われて葉隠ちゃんと3人で帰ることに。
「除籍にならなくてよかったよー」
「初日から退学なんて洒落にならん…」
「けどAちゃん上位に食い込んでたから大丈夫だったんじゃない？私びっくりしたよ〜腕が伸びるんだもん！」
「私としては今も尚制服が浮き出ているように見える葉隠ちゃんの個性の方がびっくりしてるって」
そこから自分達の個性の話になった。葉隠ちゃんの個性は『透明化』で普段から透明なのだとか。芦戸ちゃんは『酸』、身体中から溶解液を出すことができるんだって。因みに2人の姿は個性による影響だと聞いた。成程よく分からん。
「酸って強力だよね…避けるしか防ぐ方法ないじゃん」
「でっしょー？けどあたし的にはAの個性も凄いと思う！」
「わ、本当によく伸びる！本当に全身ゴムみたいに伸びるの？」
「伸びるよー。臓器も骨もぜーんぶゴムだからね」
「じゃあ骨折したことない！？」
「うん。あと打撲傷もないよ。ゴムの伸縮で打撃は吸収されるから基本的効かないんだ」
「「すごー！」」
「ありがと、けど弱点は何と言っても斬られることかな」
「あー、切島みたいに肌固くならないもんね」
「そゆこと」
和気あいあいと話しながら校門に向かっていると、人影が視界に映った。その人は校門を背に寄りかかり、誰かを待っているようで。
その人物が分かった瞬間、私の顔は強張った。
同時に芦戸ちゃん達もその人物に気付き、キョトンとした様子でその人を見やっている。
「…あれ、あの人確か副担任の…」
「トラなんちゃら先生だったはずだよ！」
「トラしかあってないから…トラファルガー・ローって名前だった気がする」
「「そうそうそれだ」」
あくまでも平静に。まるで初めて名前を口にしたかのように言っているが、内心冷や汗でびっしょりだ。
何であの人がここに？まさかと思うけど私の個性について問いただされるとか…イヤイヤないない。初対面だし、流石にそんなことは…
行きつきたくない考えに目を背けながら、2人の会話に耳を傾ける。
「いやー、目つきとかオーラとかめっちゃ怖いけど、同時にめちゃくちゃイケメンだよね…」
「身長もバカ高いしスタイルも良し。もはや完璧。怖い所もミリョクテキ？みたいな？」
「2人共面食いすぎんか？？」
「「A/ちゃんもイケメンの方がいいでしょ？」」
「いや、まぁ…(満更でもない)」
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たぴわか(プロフ) - 緑屋…ww (2022年10月30日 17時) (
レス) @page50 id: 95267a9cac (このIDを非表示/違反報告)
ば(プロフ) - 眠さん» コメントありがとうございます！端的に言うと前世の記憶はないためヒロアカそのものを知らない、けど何故か自分が転生したこと、ワンピースの知識はしっかり持ってるという謎めいた設定です！その理由は後々分かるかも…しれないし分からないかも…って感じです (2022年10月30日 16時) (レス) id: a47860cb56 (このIDを非表示/違反報告)
眠 - コメント失礼します！少し気になったんですが夢主さんはヒロアカという漫画だけ知っていて、キャラ及びストーリーなどは知らないという感じですか？ (2022年10月30日 13時) (レス) @page8 id: c3c12ef3af (このIDを非表示/違反報告)
冷凍保存食品(プロフ) - 緑屋なのおもろいwwwwwなんかめっちゃ好きだwwwwwww応援してます💪 (2022年10月26日 22時) (レス) @page50 id: 5ac8dc0a14 (このIDを非表示/違反報告)
さささ - はい！大丈夫です。ご丁寧に対応ありがとうございます！！細かくすみませんでした。本当に面白いです！頑張ってください。応援してます(*´`) (2022年10月25日 11時) (レス) @page41 id: 6ec0373f36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ば
| 作成日時：2022年10月21日 0時
