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「なんだよ?言いたい事あんなら言えって。
なんで突然出てくって話しになってんだよ?」



私を起こしながら言ってるみっくんの顔がまた怖くなってて萎縮しちゃう。


もっと優しく聞いてくれたらなんでも思ってる事話せるのにっ。


また涙が零れた。


はあーってため息付かれてる。


ダメだって、私生理前なんだから。
情緒不安定なんだからね?


そう思えば思う程涙がどんどん溢れてきて・・・。


みっくんはそんな私をソファーに肘ついてじっと見てるだけ。


どうしよ?なんか言わないと伝わらないよね?


「ペット・・・」


涙声で絞り出した言葉がこれだった。



「ペット?」


「ペットには毎日エサ上げないと死んじゃうんだよ?」


「お、おん。」


「あと、よしよししたり遊んであげないと月イチで定期的に元気なくなっちゃうんだからね?」


「・・・・・・。」



チラってみっくんのぞき見たらすんごいハテナな顔してる。


「ってか月イチって何だ?」


そこなの?もうー。バカ。


「抱き枕はね?」


もうスルーだよ、スルー。


「お洗濯したりたまにはベランダで日向ぼっこさせてあげないとどんどん湿気でジメジメしてすぐカビ生えちゃうんだよ?」


しばらく無言で考え込んでたみっくんがようやく口を開いた。



「・・・ようするに、おまえがペットか抱き枕って事?」


「どっちなの?」


は?って呆れ顔だけどもう後へは引けなくなっちゃった。


「私はみっくんのペットなの?抱き枕なのっ?どっちでもいいからもっと大切にしてよっ。」


「おまえは彼女なんだからどっちでもねえだろ?」


「・・・普通のお返事ですね。」


またため息つかれた。


「ほっといて悪かったって。
だから出ていくとか言うなよ?な?」


「私子供じゃないんだからそんな言い方やだ。」


みっくんが優しくなってきたからちょっとワガママも言える。



「・・・ってかマジでごめん。
Aが家にいると思うだけでオレ満足しちゃってんだわ。」


声どんどん小さくなってってる。


「今してる仕事だってAと飲みながらしようかなって持ち帰ったんだよ。Aがいるこの家が落ち着くからさ。」



「・・・それって抱き枕として?」


まだ言うかって目で見てるけどここははっきりさせとかないとっ。

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設定タグ:玉森裕太 , 北山宏光 , Kis-My-Ft2   
作品ジャンル:恋愛
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Haru(プロフ) - 美紀さん» 美紀ちゃん♪ここは皆さんが投稿してくれる所なので良かったらボードかメッセ欄から送って頂けたら嬉しいな(^^) (2018年5月2日 10時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - はるちゃんって呼んでもいい (2018年5月1日 18時) (レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - 美紀さん» 美紀ちゃん♪良かったらまたコメントしてね(^^)待ってまーす! (2018年4月15日 16時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 作者さんタメでいいよ美紀敬語とかいやだから作者さんが良ければ仲良くなりたいです友達兼ネッ友から美紀か美紀ちゃんって言われてるけど好きに呼んで (2018年4月15日 10時) (レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - 美紀さん» オール担の方に最高って言って貰えて幸せです♪ありがとうございます!嬉し過ぎますっ!コメありがとうございました! (2018年4月14日 20時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Haru | 作成日時:2018年2月11日 22時

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