まえあしの恋する彼女達

※ ページ8

不意に目が覚めるとまだリビングに明かりが付いてるみたい。

みっくんリビングで寝ちゃったのかな？


覗いてみたらパソコン広げてパチパチやってる。


「みっくん？」


「おー起こしちゃった？」


パソコン見ながら返事してる。


いい加減構って欲しくて後ろから抱きついた。


「何してるの？」


「ちょっと思い付いたから仕事ー。」


画面一生懸命見てるから邪魔かな？


「みっくん働き過ぎて過労死しちゃう。」


「好きでやってんだから死なねえよ。」


そっか。そうだよね。


寝るねって離れたら


「ってかそれよりさ。」


パって顔こっち向けた。


･･･こんな近くで顔付き合わすの久しぶりだ。


不意だったからなんだかドキドキしちゃってるよ。


「何だこれ？」


さっきまで見てた賃貸マンションチェック入れてる所指でとんとんしてる。


あ、見ちゃったんだ。。。


「･･･いや実はね？」「オレAがここ出てった方が死んじゃう。」




･･････え？




「私ここにいていいの？」

「は？やっぱ出て行こうとしてんの？」




･･････。



キレ気味に言われて返す言葉なかった。


そんな風に言って貰えるなんて思わなかったもん。


「･･･いつの間にそんな事になってんだよ？」


言いながらラグの上に押し倒された。


「いや、突然ね？ちょっと離れて暮らした方がいいのかなあ？って思い立ったっていうか。」


久しぶりに見つめられる目がちょっと怒ってるから直視出来なくてしどろもどろになってる。


「･･･何で？」


「何でって･･･」


答えるのに困ってたら唇を塞がれた。


不意討ちだったからびっくりして肩が竦む。


･･･怒ってない？だってすごい優しいキスしてくれる。


あまりにも久しぶりのみっくんとのキスに酔いしれて夢中になっちゃってる。





まだ。


まだまだ離れたくないってみっくんの背中のシャツギュッって握って自分からも舌入れてキスしてたらみっくんもエスカレートしてきてる。


「やば。」


あっ、離れてっちゃった･･･。。。


「ってかさ、めっちゃ気持ちいんだけど。
久しぶりじゃね？キスすんの。」


「･･･そうだよ。」


なによ。今気付いてるとか重症だからね？






「･･･泣いてた･･･？」


目の下親指で擦りながら言われてそういえば寝る前にちょっと泣いたような･･･？

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