まえあしの恋する彼女達

※ ページ28

「豚になんねえように協力してやるよ。」


ニヤつきそうな顔を必死で堪える。


「なんで？どういう意味っ？」


アタフタしてるAを他所に押し倒して羽交い締めにする。


「今日は激しいのにしよっか。」


まだまだ虐め甲斐のあるAの動揺っぷりにほくそ笑みながら


両足をオレの膝で開かせたらもうAもスイッチ入ったみたいだ。


･･･早いんだよ。


「おまえもヤル気満々じゃん。」


今日のオレはだいぶＳっ気全開で行きたいらしい。

真っ赤な顔で睨みつけられたら余計火が着くっての。


「みっくん今日は優しくしてくれる日なんじゃなかったの？」


「だからケーキ一緒に食ったじゃん？」


それとコレとは別だろ？って言ったらそうかも･･･なんて素直だから拍子抜けする。


やっぱな･･･。


Aの周期を把握するようになってわかった事。


とにかく女の子の日が近づいてくると
コッチ系がだいぶ大胆になって感じやすくなってる。


どういう訳かしんねえけどとにかくこの日を逃さない手はないの。


Aのご機嫌も取れてオレもいつもより興奮する。いい事ずくめじゃん？


羽交い締めにしたまんま、首筋に音を立ててキスを落とすともう甘い声が聞こえてくるし。


A、ナイーブディ、ナイスっ。


Aの好きな感じるトコロ全てを知ってるっていう優越感と満足感に加えて、


その上に感じやすい日まで把握しちゃったオレは無敵だな。


もうAはオレの虜なはずだっ。





散々鳴かせてお互い汗まみれ。


ケーキ１個分、マジで消費した気分。


２人で湯船に浸かりながらAが納得行ってない顔してるからどした？って。


「･･･最近みっくんとすんの、なんか今までと全然違う気がするよ？」


「え？おまえ自分でわかってんじゃねえの？」


へ？って。


おいおい。自覚なしであんな感じてんの？



「どこかで浮気でもして腕上げてる？」


オレが急にテクニシャンになったみたいってか？


疑いの眼差しで真剣に聞いてくるからからかってやりたくなった。


「バレた？いやさ、めっちゃ色々教えてくれるお店の姉ちゃんがいてさ？」


バレバレのウソ付いてんのにどんどんAの顔曇ってってる。


「･･･やっぱりみっくん私じゃもの足らないからそういうお店行ってたんだ？」



顔覆って泣き出した。


やば。やり過ぎたか？

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