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「そういうのはちゃんと態度で見せなさい。」
なんて急にお兄ちゃんぶってるから可笑しい。
「太輔とは物心付いた時から知り合いだし、彼女になれたのも不思議なくらいだし。
あんまり愛情をストレートに出すの良くないかと思って。」
「・・・それはオレも思ってたよ。
正直オレが無理言って付き合って貰った感あったろ?あんまりグイグイ行くと嫌なんじゃね?って。」
「何?お互い遠慮してたって事なの?」
「だってA、あんまりイチャイチャとか好きじゃないだろ?」
違うよ!ドキドキしてイチャイチャ出来ないだけだよ?
長い付き合いの私達があまりにも今まで噛み合ってなかったことに2人で苦笑いしかない。
なんだよーって言いながら太輔もホッとして優しい顔になってきてる。
「じゃあ、オレのしたいようにこれからはさせて貰おうかな?」
急にスイッチが入ったみたいにグッと見つめられてつい逸らしちゃった。
「あっ、今ドキドキしてんだ?」
なんだよ。今まで本気で勘違いしてたわって嬉しそうなんだけどやっぱり恥ずかしいよ。
「あのっ、あの太輔?」
何?って首筋にキスをしながら返事するからまた更にドキドキする。
「・・・私にはキングの降臨は一日一回でお願いしますっ。」
懇願したらすごい笑ってんだけど。
「無理だよ。好きな子前にしたらちょっとは頑張りたいじゃん。」
って掬い上げるようにキスしてきてそのまま深くなった。
結局お風呂でしちゃってのぼせちゃった私は抱っこで太輔にベットまで運んで貰うハメに。
「・・・お風呂ですんのとかハード過ぎて無理だよ。。。」
早速弱音を吐く私に太輔もやりすぎたって反省してる。
「そういうの、浮気相手の女の人からは教えて貰ってないわけ?」
ちょっと嫌味も込めて言ってみたら
「は?何言ってんの?好きでもない子と風呂なんて入るわけないじゃん!」
って、キレられた。
え?する事するクセにお風呂は違うの?
全然わかんない理論に頭の中ハテナになりながらも
まあ、いっか。太輔は私の事大事で好きって事なんだよね?って納得する。
でも。
「もう私だけだよ?」
これだけは言っとかないと。
「・・・わかってるよ。」
イタズラがバレて叱られてる子供みたいな顔をしてるキングに内心笑いながら
今度からは浮気もちゃんと問い詰められるような彼女になるって自分に誓った。
たいぴーに恋する彼女
続く
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Haru(プロフ) - 美紀さん» 美紀ちゃん♪ここは皆さんが投稿してくれる所なので良かったらボードかメッセ欄から送って頂けたら嬉しいな(^^) (2018年5月2日 10時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - はるちゃんって呼んでもいい (2018年5月1日 18時) (レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - 美紀さん» 美紀ちゃん♪良かったらまたコメントしてね(^^)待ってまーす! (2018年4月15日 16時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 作者さんタメでいいよ美紀敬語とかいやだから作者さんが良ければ仲良くなりたいです友達兼ネッ友から美紀か美紀ちゃんって言われてるけど好きに呼んで (2018年4月15日 10時) (レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - 美紀さん» オール担の方に最高って言って貰えて幸せです♪ありがとうございます!嬉し過ぎますっ!コメありがとうございました! (2018年4月14日 20時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Haru | 作成日時:2018年2月11日 22時