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太輔の知り合いらしい男性にメイクとヘアセットをして貰った私は
「誰?」
鏡を見た瞬間呟いたんだけど太輔は私の顔を見ても何も言わずにまたその店を後にする。
どうしよ?この銀座通りをこんな格好で歩いてたらもはやマネ風は厳しいんじゃ・・・なんて1人で焦ってるとすぐ近くのフレンチレストランに案内された。
またまた個室に案内してもらって座った瞬間はあーって気が抜けた。
「どう?」
イタズラっ子の目を向けてきてるけど、どうもこうもないんだけど・・・。
「今日は何かの記念日かな?」
「そんなんじゃないけど。
Aと付き合っててもオレ普通じゃん?
退屈してないかな?って思って。」
「・・・確かにだいぶ刺激的な経験だったけど。」
なんかズレてない?って言葉は飲み込んどいた。
運ばれてくるお料理もどれも美味しくて、それをなんて事ないみたいに普通に食べてる太輔が余計遠く思えただけだったよ。
綺麗なカッコにして貰えて
今まで食べた事ない雰囲気のお店でご馳走を食べて
そして今見た事もないホテルのスウィートルームにいる。
もはや戸惑いしかなくて夜景を眺めてると後ろから抱きしめられた。
「気に入らなかった?」
「そんな事ないけど・・・
太輔もしかして他の女の人にもこういう事してたら嫌だなって思っちゃった。」
そう。お美しい太輔の浮気相手と同じ事されても別に嬉しくない。
「・・・本気で言ってる?」
グリンって向かされた太輔の目は少し怒ってるけど、今日の私は今までの太輔の悪事を知らない振りなんてしてあげない。
「知ってるよ?太輔がちょこちょこ違う女の人と会ってるのとか。」
言った途端に、静止して私を見てた太輔の目が尋常じゃなく泳ぎだした。
「ちょっ・・・なんで?」
「わかるよ。太輔嘘下手過ぎ。」
片手で顔覆ってベットになだれ込んじゃった。
マジで・・・って言葉でないみたい。
浮気がバレてそこまで狼狽える程の価値が私にはまだあるって事なの?
顔覆ったまんま話し出した。
「Aさ、付き合うのオレが初めてだったろ?オレなりにプレッシャーだったのに特に喜ばせて上げる事も出来ないし。」
オレもそんな大人の恋愛とか知らなかったしって。
「大人の女の人って色々教えてくれんだよ。
それをAに還元したかったっていうか・・・。」
・・・何それ?
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Haru(プロフ) - 美紀さん» 美紀ちゃん♪ここは皆さんが投稿してくれる所なので良かったらボードかメッセ欄から送って頂けたら嬉しいな(^^) (2018年5月2日 10時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - はるちゃんって呼んでもいい (2018年5月1日 18時) (レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - 美紀さん» 美紀ちゃん♪良かったらまたコメントしてね(^^)待ってまーす! (2018年4月15日 16時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 作者さんタメでいいよ美紀敬語とかいやだから作者さんが良ければ仲良くなりたいです友達兼ネッ友から美紀か美紀ちゃんって言われてるけど好きに呼んで (2018年4月15日 10時) (レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - 美紀さん» オール担の方に最高って言って貰えて幸せです♪ありがとうございます!嬉し過ぎますっ!コメありがとうございました! (2018年4月14日 20時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Haru | 作成日時:2018年2月11日 22時