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「ただいまぁ、」
「おかえり!Aちゃん!今日もお疲れ様!」
・・・やばい。
今日も疲れた。
仕事ってより、太輔と森さんを見るのに。
だからこうして笑顔で迎えられるとかちょっと嬉しい。
しかも、タイプの若い男。
あぁ、今日もお肌つるつるね、眼福眼福。
ただ、一つ、難を言うなら身長がほぼ同じでニコニコ笑顔が同じ目線。
オス感皆無。
弟感がひどい。
いや、しかし顔がちいせぇ・・・
下手したら私の方が顔でかいんじゃないだろうか。
私はどうやらこの小顔イケメン男子を弟みたいに可愛く思ってるんだということに一緒にいて三日ほどで気が付いた。
男を住まわせるなんてめんどくさい。
そう思ったのも最初のうちだけ。
いざ、一緒にいると思った以上に違和感がない。
ようするに、ハマって、ない。
"オス"ではないからこうして私の部屋にいてもすんなりと受け入れてしまうんだろう。
その弟は出迎えるやいなや
私のコンビニの袋をじっとりと眺めてくる。
「・・・なによ。」
「今日もお酒しかない。」
「・・・食べたくないんだから仕方ないじゃん。あんたは?もう適当に食べたんでしょ?」
「・・・食べてないよ。Aちゃんと食べたいじゃん!」
・・・毎晩お酒に付き合わせるのもさすがに申し訳なくなってきた。
ミツはミツでそこのコンビニでいつも何かしら食べてる形跡があったからそこまで面倒見なくても・・・とは思ってるんだけど。
ローテーブルの前にお酒を並べようと向かうと
私の後を唇を尖らせてついてくるミツ。
「あのさ、世の中には晩御飯、ってものがあるの。知ってる?」
「・・・そんなものもあったわね。」
「いいよ?いいんだけどね?Aちゃんはめちゃめちゃ料理上手だって事、自分で思い返してみて??」
お酒を置き、キッチンに行く私の後を尚もついてきてる。
ビールを冷蔵庫から取り出して
飲む?と聞くと、飲むけど!と私の手から缶を取った。
なんだかんだで付き合ってくれるのがまた舎弟のようで可愛いのよ。
「ミツ。あんたは何か食べてよ。育ち盛りでしょ?」
「あ、またそうやってガキ扱いするぅ、」
さっきからずっと唇とんがらせたまんまなのよ。
なんだろ、チューでもしてやろうかな。
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みん(プロフ) - Haruさん» 移行ありがとうございます〜ミツはすでに居なくなったら寂しい人ポジには入ってきたから後は太輔をどこかへ...歌手のミツ見てみたいです(ソロ) (2021年4月8日 20時) (レス) id: 299204cd01 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - あやかさん» お忙しい中覗いてくれてありがとー!あやかちゃんは意外と藤北推しだしどっちに転んでもいいかしらぁ?(笑) (2021年4月7日 21時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - 久しぶりにきたら、もう1話終わっててびっくり!太輔とミツどっちをとるかのせめぎ合い楽しいな(^^) (2021年4月6日 21時) (レス) id: d1d73bb006 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - ninaさん» 私もね、ほんと、とりあえずビール飲みながら頭撫でくりまわしたいんですよとりあえず(笑)玉ちゃんのモデル設定にまで思いを馳せて頂いてありがとうございます!玉ちゃんに至ってはまだまだ未定です考えます(笑)またメッセ見てくださいねー♪ (2021年4月6日 20時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - moraさん» 歌ってほしいよねー(笑)期待に応えられるかわかりません!(笑) (2021年4月6日 20時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Haru | 作成日時:2021年2月19日 14時