Sweet Cherry ーみっくんが恋する彼女ー4

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「みっくんがキスシーン求められる俳優さんじゃなくて良かったあ。」


「悪かったな、求められてなくて。」


「いいって言ってんでしょー？」




この唇は私だけのものっ、
とか言いながら俺の唇を触り出す始末。




「風呂入ってくるわ。」




何気に一人になりたくてAを引き剥がして立ち上がる。




「久しぶりに話したかったのにい。私も入ろっかな？」


「大丈夫。おまえもう入ってんだろ？」




都合のいい時だけ二回風呂に入らせる時もあれば
今日の俺はマジで風呂にゆっくり浸かりたい。



気まぐれで身勝手なそんな俺に、ちぇーって昭和的返事をするAに寝とけよー？って声掛けて風呂場に向かった。







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「･･･どこで寝てんだよ。」




リラックスして風呂から上がりリビングへ行けばソファで寝落ちしてる。




待ってたんだよな、俺の事。



話したがってるってわかってたけど
さっきはちょっと疲れてたから。




「A〜、風邪引くぞ？起きろ、」



ペチペチと頬を叩くと、んーって唸ってから少しだけ目を開ける。



「寝ちゃったぁ。」


「おぉ、ベット行けよ？」


「うん。おやすみなさい、」


「あいあーい、」





素直にトコトコと歩いて寝室のドアに消えるA。









・・・・・あれ？なんか寂しいんですけど。









「A〜、」






その後を追い掛けて
もうほとんど寝てるAを俺の欲望で起こしちゃう。





「ん〜、みっくん、眠いんだよぉ、」


「おぅ、寝とけ、こっちは勝手にやっとくから。」




勝手に服脱がせて
勝手にキスして勝手に気持ちよくなっちゃう俺。








「はぁ、･･･みっくん、、」



でも、絶対Aもそのうち応えてくれるからやめらんねーのよ、これが。









かはぁ、襲っちゃったよ、また。



なんだろなあ、俺って追いかけられるより追いかけたいのかな？
狩猟本能ってやつだ。いつもわりーな、A。



・・・これが藤ヶ谷の言う盛っちゃってるってやつか？
やべーな。何ひとつ間違ってない。






つか、ほんと、マジでこんな身勝手な俺にいつも付き合ってくれてありがとA(自覚アリ)






「狩猟本能？」



FIN

番外編 玉ちゃんが恋する彼女。→←狩猟本能？

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