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「・・・・・・似合ってた?」
「まあね。襲いたくなる感じ?」
いいよ。
普段まったくのソフトな行為なんだからちょっとそれくらいの熱、欲しいですけど。
ふと、さっきAっちから言われた言葉を思い出す。
「・・・北山さんてAっちの事可愛くて襲っちゃうのかな。」
「は?」
「人にはね、襲いたくなるタイプの女の子がいるんだと思うの。あーいう愛嬌があって可愛い隙があってちょっと天然でさ?ほっとけないっていうね?」
私の話を怪訝そうに聞いてる太輔。
「・・・北山の彼女の事はよく知らないけど、俺の彼女も充分襲いたくなるタイプですけど。綺麗で大人っぽくて凛としてて。それなのに彼氏には従順でいつも赤面してるとことか。」
なにそれ。
聞いてるだけで恥ずかしい!
そしてそう言ってるけど別に襲われた事なんてないし??
それにメイク地味って言ってるくせに
太輔の私を見るフィルターが変わらずおかしくて
天然の太輔に心で突っ込みながらも顔が熱くなるのを感じる。
「ほら。顔真っ赤。かわい、」
ちゅって落とされるキス。
その瞬間、今やってるドラマでのキスと
その前のドラマでしてた濃厚なキスシーンがぶわって脳内で蘇える。
ふふって笑ってる太輔だけど・・・
襲われたいっっっ。
いっつものソフトな優しい太輔じゃなくて
勇吾や壱晴にっ!!!
って。
私、おかしい。Aっちに焚き付けられたからかな?
余裕で嬉しそうに微笑んでる太輔の首に腕を回す。
「・・・襲って、たいすけ、」
願望が無意識に口から零れてしまったっ。
「あっ、違うっ、なに言ってんだろ、私っ、」
もうやだ、今日の私、おかしすぎるよ。
必死で言い訳してみる。
いよいよ変な女だと思ったよね?
冗談だと受け止めて何言ってんの?って笑って欲しい。
だけど、太輔は一瞬固まった後
何も言わず急に私を立ち上がらせて無言で手を引いて部屋を出て階段を下りる。
「おばさん、ちょっと出かけてくるから。先寝といてもいいよー。」
「はいはい、行ってらっしゃーい。」
無表情で声だけはお利口さんに
リビングにいるお母さんに声を掛けて家の外に出る。
そのまま、隣りの太輔の家のドアの鍵を開けてる。
「あのっ、太輔?」
引っ張られるまんま、久しぶりに藤ヶ谷家に足を踏み入れた。
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Haru(プロフ) - みんさん» お粗末様です(笑)早速更新したのでまたよろしくでーす(o^^o) (2020年12月27日 20時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
みん(プロフ) - Haruさん» ごちそうさまです。パート5楽しみです! (2020年12月27日 0時) (レス) id: 299204cd01 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - りーちゃんさん» あんな人、テレビの中でしか見れませんよ通常は(T_T)(悲)自分の部屋に出現したと想像するだけで。。。!!私も抱かれたい(便乗) (2020年12月23日 21時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - ななこさん» ですよね、珍しいですよね、私が書くみっくんはいつもツンデレですから(笑)優しく話を聞いてくれるみっくんもいいですよねぇ。銀髪はマジでやばかったっすね!!!! (2020年12月23日 20時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - みんさん» 最近あんまりそーゆーの書いてないかなー?やっぱりこのお話は色気有りき?(笑)またパート5もよろしくです♪ (2020年12月23日 20時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Haru | 作成日時:2020年2月14日 23時