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「なんかずるい、」
私にされるがまま、髪の毛を触らせてくれるみっくんはなんだか今日はニコニコしててご機嫌だ。
「なにが?」
「いつも私をドキドキさせるみっくんが。」
「ドキドキしてんだ?」
片眉を下げて面白そうに私を見てる。
そうだよ?きっとみっくんが思ってる100倍はドキドキしてるよ。
でも、私のこんな気持ち、みっくんには一生伝わんないんだろな・・・
そう思うとなんだか悔しくてクリってした目で私を見てるみっくんをじっとりと薄目で見てしまう。
「俺もドキドキしてますよ?」
「んなわけない。」
「してるよ。こんな遅い時間なのに何も言わず追いかけるように風呂入ってきてさ?誘ってんのかと思うじゃん。そんなつもりないんだろうけど。」
翻弄されてんの俺っしょ?だって。
・・・そんなつもりないけど。
「私はそういうコト以外の所でドキドキしてもらいたいんだけどなぁ。」
「ふはっ、してるしてるっ、つか、久しぶりにちゃんと顔見てるだけで結構上がってるよ?俺。」
「・・・・・・ほんとかなぁ。」
わかんないけど、今日はみっくんが優しいから嬉しい。
「ね、私も髪型変えたらドキドキしてくれる?」
「うん。いんじゃね?」
「パーマかけよっか?」
「いいと思うよ。」
「いっその事ショート!は?」
「おお、いいじゃん。すげードキってするかも、」
ちゃぷん、とお湯から手を出して私の髪の毛を触ってくる。
「そしてみっくんとお揃いの色にしよっか?!」
カップルでシルバーとか素敵?!
インナーカラーは黒色にして、耳にかけたら黒がチラっとか?
・・・・・・攻めすぎだわ、何キャラよ私。
これでも会社員だし。でもそーゆーお揃いって憧れるなぁ。
一人夢見て遠い目になっちゃう。
「・・・・・お揃いは嫌だな。髪色は今のが好き。」
「そうなの?」
「・・・・・・やっぱショートもやかも。」
「なんでよ?」
やっぱり私が勇気出して思いっきり髪型を変えた所でみっくんをドキドキさせるなんて100年早いのかも。
はぁ。切な。
思わず俯くと不意に唇にみっくんの唇が触れた。
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Haru(プロフ) - みんさん» お粗末様です(笑)早速更新したのでまたよろしくでーす(o^^o) (2020年12月27日 20時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
みん(プロフ) - Haruさん» ごちそうさまです。パート5楽しみです! (2020年12月27日 0時) (レス) id: 299204cd01 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - りーちゃんさん» あんな人、テレビの中でしか見れませんよ通常は(T_T)(悲)自分の部屋に出現したと想像するだけで。。。!!私も抱かれたい(便乗) (2020年12月23日 21時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - ななこさん» ですよね、珍しいですよね、私が書くみっくんはいつもツンデレですから(笑)優しく話を聞いてくれるみっくんもいいですよねぇ。銀髪はマジでやばかったっすね!!!! (2020年12月23日 20時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - みんさん» 最近あんまりそーゆーの書いてないかなー?やっぱりこのお話は色気有りき?(笑)またパート5もよろしくです♪ (2020年12月23日 20時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Haru | 作成日時:2020年2月14日 23時