Sweet Cherry ーみっくんが恋する彼女ー4

ハートハートハート ページ45

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･･････知らなかった。
今のみっくんってこんな髪の色に髪型だったの？



テレビを前に唖然としてしまう、


だ、だ、だって、






「かっこいいです！！！！！！！！」





叫ぶよ。
叫ぶに決まってる。
そして、私彼女なのにっ、
最近は寝てる間に帰ってきて
私が出勤する時は眠ってるみっくんだから。



完全すれ違いの間にこんな事が起きていようとは。
軽く事件だよこれは？？







今日こそはっ、
眠らずにみっくんの帰りを待たねばっ･･･！







「ただいまぁ、」





キターーーーーーー！！！！




「お、お、お、おかえ、･･･」




か、か、か、かっこよすぎて言葉がでませんが。




「久しぶり。元気だった？」




まるで遠恋の彼女に見せるような笑顔を向けられて
この人、私の彼氏なの？って再確認。



だって、知らない、なにこの爆イケな髪色はっ？！




私の前にトコトコと歩いてきて顔をのぞき込むみっくん。





「あれ？どした？なんか疲れてる？あ、眠い？」


「ううん？！ぜんっぜんっ？！」



なんならめちゃくちゃ目が冴えてますが？！



あ、そ？なら風呂入ってこよーって
ドキドキさせるだけさせてお風呂に行っちゃったよ。




だ、だめだめっ、









・









「久しぶりだなー、一緒に風呂。」


「うん、」






つか、濡れ髪もやべーよ？
銀色の髪の毛の先からぽたぽたとこぼれ落ちてる雫、それは宝石ですか？






「なんだよおまえ、今日全然しゃべんねーじゃん、」




ふっと笑ったみっくんは私にデコピンをしてくる。



髪色がいくらいつもと違っても
見たことない刈り上げにしていても
やる事は当たり前だけどいつものみっくんでなんだかほっとする。





「髪の毛、少し伸びたね？」


「おお、襟足は相変わらずさみーけどな。」


「なんでそんな髪色にしてるの？」


「変？」


「いえ、しぬほど素敵です。」





なんで敬語？ってははって笑う声が浴室に響く。





「つんつんも素敵でしたが、今もすてきです。」





シャンプーしてペタンってなってる髪の毛。




つやつやサラサラな髪の毛がいつも羨ましい。



思わずその頭に手を延ばした。

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