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でも、過去、太輔にされるがまんま、プロのメイクさんにしてもらったそのメイクはお気に召さなかったみたいだから。
私なりのね。
気分的に上がりそうなリップだけ買って帰る。
いつもより少し赤い色のそれを帰ってからつけてると
鏡で確認する間もなく太輔が階段を上がってくる足音が聞こえて、急いでポーチの中にしまった。
「A〜、ただいまぁ。」
「お、おかえりっ。」
太輔はいつもと同じように疲れたーって私のベットに横になった。
「こっち。来て?」
「うん、」
ん、って両腕を広げてる太輔の胸の中に顔を埋める。
「はぁ。癒し。久しぶり。」
「うん。」
一週間しか経ってないけどこう言ってくれる私の彼氏はきっと完璧なはず。
顔見せて?と体を離された瞬間
切れ長の目が少しだけ見開いた。
「・・・今日って北山の彼女と会ってたんだよね?」
「そうだけど・・・」
「・・・嘘、付いてないよね?」
「へ?なんで?嘘なんて・・・」
って待って。
太輔さん、どんどん不機嫌モードに突入してるからあれれ?って。
「これ。気に入らねー。」
え?と思う間もなく私の唇を親指でグイッと拭われてびっくり。
・・・?似合ってなかった?
思わぬ展開にどうしたらいいのかわからずおろおろしちゃう。
「それ付けて、どこ行ったの?」
低い声でまた私を抱きしめる太輔に
今、太輔の為に付けました、って恥ずかしくて言えないんだけど。
「Aっちと、会った、だけだよ?」
「・・・それで電車乗ったんだ。」
「いや、まぁ、はぁ。」
何が重要で何が引っかかってるのかさっぱりわからなくて太輔の顔を見下ろす。
「ちょっと、気分転換に色変えてみたの。変?だった?」
恥ずかし。
色濃すぎて絶対変だったんだ。
女優さんに対抗しようなんてバカな事考えるから。はぁ。
穴があったら入りたい。。。
「バカ。色気出過ぎてるからやめてって言ってんの。」
「いろけ??」
「いっつものでいいじゃん?なんで急にそんな色なわけ?Aは可愛いんだからちょっと地味目にしとかないと余計男が寄ってくんだろ?」
「・・・・・・。」
出た。
太輔の暴走が久しぶりに。
そして何気にいつものメイクが地味って傷付いたんですけど。
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Haru(プロフ) - みんさん» お粗末様です(笑)早速更新したのでまたよろしくでーす(o^^o) (2020年12月27日 20時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
みん(プロフ) - Haruさん» ごちそうさまです。パート5楽しみです! (2020年12月27日 0時) (レス) id: 299204cd01 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - りーちゃんさん» あんな人、テレビの中でしか見れませんよ通常は(T_T)(悲)自分の部屋に出現したと想像するだけで。。。!!私も抱かれたい(便乗) (2020年12月23日 21時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - ななこさん» ですよね、珍しいですよね、私が書くみっくんはいつもツンデレですから(笑)優しく話を聞いてくれるみっくんもいいですよねぇ。銀髪はマジでやばかったっすね!!!! (2020年12月23日 20時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - みんさん» 最近あんまりそーゆーの書いてないかなー?やっぱりこのお話は色気有りき?(笑)またパート5もよろしくです♪ (2020年12月23日 20時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Haru | 作成日時:2020年2月14日 23時