Sweet Cherry ーみっくんが恋する彼女ー4

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しーん、とする部屋。
みっくんはふて寝しちゃったんだろうか。




確かに前、浮気した事洗いざらい聞いてもうしないって誓ってもらった。



確かに、昔の写真だ。



でも、これは洗いざらい聞いた中の人･･･？
違うよね。みっくんの言葉が本当ならお店の人？
そんなお店の人とまでこんな事してるなんて思いもしてなくて、つくづく男の人ってズルいって思う。




でも･･･寝室に向かうみっくんの背中がなんだか寂しそうに見えた。







バカだな、みっくんが辛い時に私は何を言ってるんだろう。



ほんとはコンサート中止になって
色々大変で色々悩んだり落ち込んだりしてるはずなのに



そんな時に昔のことで問い詰めて私ったら･･･
彼女失格だ。






「あやまろ、」





寝室をノックしてみるけど、返事はない。




静かにドアを開けるとこっちに背を向けて寝転んでた。




ベットの下に座り込んでみっくんの髪の毛を撫でてみる。






「ごめん、みっくん、」





起きてるのかわからないけど、とりあえず懺悔。





「･･･俺も、ごめん。ついイラついて逆ギレした。」




･･･起きてたのか。
それでさっきとは打って変わって素直なのが
更に申し訳ないって思ってしまう。




「昔の事、なのに今更だよね。わかってるけどつい。もうあの写真捨てとくから。それでお互い水に流そう？」





そう言うとみっくんは私の方にくるっと向き直った。




「･･･おまえな、彼氏に対してそんな甘くていいわけ？」


「えっ、」


「あんな写真見せられて物分りよすぎだっつってんの！」


「え？･･･え？」









途端、抱き抱えられてベットの上
みっくんに抱きしめられてた。







「嫌なもん、見せちまったな、」






なんでだろう、
みっくんの方が泣きそうな声してるんだけど。





「確かにその頃はおまえがいるのに適当に遊んでた時期。でももう浮気はしないって約束したろ？あれからはマジでないから。って、信じてもらえる？」



「･･････うん、信じるよ。」






わかるもん、みっくんが私だけ見てくれてるって。
わかるから。






「ほんとに、前の事なのにイライラしてごめんなさい。」





頭に血がのぼって
あの写真突き付けて、



謝って欲しかったのかな、私。

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