Sweet Cherry ーみっくんが恋する彼女ー4

マンネリ解消必須アイテム。 ページ13

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最近またみっくんが忙しいみたいで
ちーっとも一緒の時間ない。



サウナとか焼肉とかさー、
行ってるって情報は嫌でも目に入ってくるし、それならたまには私と･･･




とかいう思いをブンブンと首を振って払拭する。




みっくんはそれがないとダメな人なんだから。
私が恋しくなったらまた相手してくれるっ。
待ってなきゃ！









･･･いつかわかんないけど。



若干いじけながらヤケ酒よね。
明日も休みだし土曜日の夜をこうして一人で深酒して眠る･･･っていうここ最近の週末の過ごし方。






テレビの中のみっくんは女芸人さんの素の部分が可愛い、とか言って鼻の下伸ばして喜んでるし。




ウイスキーロック片手に
今、ジト目でテレビ画面と向き合ってる私ってだいぶイタイかもしれない。




誰だってみっくんを隣りにすると
あれくらいの反応はするでしょーよ？
天下のみっくんだよっ？！



それをさ、みっくんたらさ、
そんな嬉しそうにしなくたってさ、いいと思うんだけどな･･･。



･･･って。
私、みっくんと初対面の時、特になんの反応もしなかったなって思い出す。



ただ、玉ちゃんのグループの人だ！ってビックリしたのが大きかったかな･･･



ん？てことは、あの女芸人さんは結構ガチでみっくんの事、好きになってるっぽいよね･･･？



テレビを通してみっくん堕ちしてるその瞬間の女の人を
目の前で見てしまう彼女としての私の気持ちの持って行き場･･･



まさかっ、
まさかこの収録の後、みっくん口説きに行ったりしてないわよねっ？



いや、でもこの方彼氏いるって言ってるし





『俺も彼女いんの。いいじゃん、一晩くらい、ね？俺の事、好きになっちゃってんじゃないの？』




とかアイドルスマイルで誘惑してたらどーしよーーーっ？








「・・・寝よ。」





一人深酒したってろくな思考になんない。
さっさと寝よ。





ふらっふらで寝室に行って冷たいベットに潜りこんだところで、ただいまぁーって声が聞こえた。







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