53 二階堂side ページ7
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良かった。
北山がまた俺に笑顔を見せてくれた事にとりあえず胸を撫で下ろす。
一か八か、誘ってみて本気で嫌そうなら諦めなきゃって思ってた所だったし。
だって、北山の兄貴に挨拶しようとする俺を必死で遮ってさ?
出来ればお付き合いしてますって言いたかったよ。
でもあんな風に心を閉ざされてる状況では
同期、として挨拶するしかなかった。
・・・なんで、兄貴と俺をあんなに遠ざけるみたいにすんだ?
俺じゃ、彼氏として不満?
まだ紹介するまでの仲じゃないってのはわかるけど
偶然会ったんだからもうちょい紹介の仕方とかさ?あったんじゃねーの?って。更に自信喪失。
って。
でもやっぱり北山の態度が急変した事への
問題解決が先だよな。
危うく俺と付き合うって決断したものの
後悔してる、としか見えなくて。
だから兄貴ともあんな風に会話させないようにしたのかな。
でも・・・
今目の前の北山は具合が悪くなる前と同じ
頬を赤く染めて俺への好きがダダ漏れてる、かわいい状況なわけで。
なんだよ。
全然わかんねーけどとりあえずまだ俺たちは終わってなんかないんだよな?って。
まだ始まってもないけど。
だからこれから!
次の休みでめちゃくちゃ北山を楽しませて
一緒に楽しんで、ちゃんともう一度気持ち伝えよう、そう思った。
他愛のない話をしながら会社まで歩く。
ご機嫌ナナメだったのが嘘みたいに前のまんまだ。
でも、ちゃんと何を思ってたのか聞かなきゃな。
早い方がいいと思ったけど連休明けで仕事が立て込んでて
早く終われた仕事帰りに誘っても北山の方も忙しくしてたりで結局、二人きりの時間が取れたのは約束してた次の休みだった。
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Haru(プロフ) - さっこさん» ありがたいですー(T_T)伝わってるかな?わかりにくいかな?って本当に心配になるもので(--;)え。遠慮なくコメント頂ければ嬉しいです♪さぁ、これから第3章、お楽しみに!むふふ。 (2020年3月14日 15時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
さっこ(プロフ) - 私はこのお話大好きですよ!って、改めて言わなくても知ってますよね(笑)私ばっかりコメント連続してて、さすがに他の方が書くまで控えようと思ったんですが、意思が弱すぎました…。お兄ちゃんの自覚と、周りの気付きによって変わっていく事に期待してます! (2020年3月13日 22時) (レス) id: 6eb9e2cf38 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - さっこさん» いえいえー、毎回ありがとうございます!!さっこさんの願望。。。言いたいけど内緒にしときます!(笑)最後までお付き合いくださいー♪ (2020年3月6日 18時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
さっこ(プロフ) - 何か毎回コメントしつこくてすいません…( ; ; )終わりまでストーリーが見えた?うわぁぁ、めちゃくちゃ気になります!早く書きたくて仕方ないなんて、読み手としては楽しみで嬉しい限りです!…あれ?何となく私の願望は叶わないような気がしてきたんですけど(笑) (2020年3月6日 12時) (レス) id: 6eb9e2cf38 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - さっこさん» それがですね、一気に終わりまでストーリーが見えて早く書きたくて仕方なくなりました(笑)大きな流れは考えて書き始めるんですがどうしても途中ふらふらしてしまって(--;)でももう決まりましたので迷いなく書き進めたいと思います!妹ちゃんの行く末を見届けて下さい! (2020年3月6日 12時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Haru | 作成日時:2019年10月20日 11時