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そう思うのに
休み明けの出勤で早速二階堂くんとばったり。
会ってしまうと忘れようと努力してた想いなんて一気に無駄になる。



心臓がうるさいくらい鳴り響いてる私は
体で二階堂くんが大好き、って言ってるようなもんだ。






「おはよ!北山!」


「・・・おはよ、」





いつも通りの爽やかな挨拶。
だけど二階堂くんの瞳が少しだけ以前と違うと感じるのはやっぱり軽井沢での事があったから?



相変わらず臆病者の私は
そんな少しの変化を気が付かない振りをする。



なのにそんな事で何も動じてない二階堂くんは
当然のようにこの前の別れ際の話をまるでさっきまで話してたかのように持ち出した。




「次の休み、楽しみっ。」


「・・・・・・っ、」


「映画、見たいの考えてくれた?俺が見たかったのはさ「あ、あのっ、二階堂くん?」




それ以上聞いてられなくて思わず口を挟んでしまう。
キョトンとした顔で私を見つめてるけど・・・
やっぱり何考えてるかわかんない。




「休み、会うの?」


「会うよ。会うって言ったじゃん。」


「でもっ、」


「なに?やっぱり俺、完璧嫌われちゃった?」


「・・・・・・、」


「なぁ?俺さ、よくわかんねーの。なんで北山が急に俺を避けるようになったのか。マジで気に入らないようなことした?」


「・・・そういうわけじゃ、ない、けど。」





直球でそう言われてしまうと否定するしかない。
だって、二階堂くんから直接嫌な事されたわけじゃないし。
なんならいつだって優しいし
私が勝手に二階堂くんの気持ちがわからないだけ。



こうなればただ単に同期として映画に誘われてる、と解釈しても不思議ではないような気すらしてくる。




「なんだかわかんないけど、挽回させて?次の休みで!絶対会いたい。」


「・・・ばん、かい?」


「もっかい、北山の気持ちが俺に向くように頑張らせて?お願いっ。」






私はずっと二階堂くんを想ってるよ?
頑張って、私をその気にさせて、その後どうするつもりなの?




そんな可愛げの無いこと聞けるはずもなく
それでも二階堂くんが楽しそうに
北山を楽しませる!とか張り切り出してるから思わず笑ってしまった。




「あ、やっと笑ってくれた。」



そう私に微笑む二階堂くんに胸がきゅん、とときめいてしまうどうしようもない私。

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設定タグ:北山宏光 , 二階堂高嗣 , Kis-My-Ft2   
作品ジャンル:恋愛
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Haru(プロフ) - さっこさん» ありがたいですー(T_T)伝わってるかな?わかりにくいかな?って本当に心配になるもので(--;)え。遠慮なくコメント頂ければ嬉しいです♪さぁ、これから第3章、お楽しみに!むふふ。 (2020年3月14日 15時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
さっこ(プロフ) - 私はこのお話大好きですよ!って、改めて言わなくても知ってますよね(笑)私ばっかりコメント連続してて、さすがに他の方が書くまで控えようと思ったんですが、意思が弱すぎました…。お兄ちゃんの自覚と、周りの気付きによって変わっていく事に期待してます! (2020年3月13日 22時) (レス) id: 6eb9e2cf38 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - さっこさん» いえいえー、毎回ありがとうございます!!さっこさんの願望。。。言いたいけど内緒にしときます!(笑)最後までお付き合いくださいー♪ (2020年3月6日 18時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
さっこ(プロフ) - 何か毎回コメントしつこくてすいません…( ; ; )終わりまでストーリーが見えた?うわぁぁ、めちゃくちゃ気になります!早く書きたくて仕方ないなんて、読み手としては楽しみで嬉しい限りです!…あれ?何となく私の願望は叶わないような気がしてきたんですけど(笑) (2020年3月6日 12時) (レス) id: 6eb9e2cf38 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - さっこさん» それがですね、一気に終わりまでストーリーが見えて早く書きたくて仕方なくなりました(笑)大きな流れは考えて書き始めるんですがどうしても途中ふらふらしてしまって(--;)でももう決まりましたので迷いなく書き進めたいと思います!妹ちゃんの行く末を見届けて下さい! (2020年3月6日 12時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Haru | 作成日時:2019年10月20日 11時

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