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84 二階堂side ページ38







「あ・・・ぅん、や、、」



あ、やばい、嫌がってるのかも。



でも・・・もうちょっと・・・、





力なく腕で胸を押されてる気もするけど
Aの顎を上げて舌に吸い付くとすげー可愛い吐息が耳に響いて・・・、



止めてやんなきゃ



そう思うのにどんどん求めてしまう。



だって可愛すぎるじゃん!
こんなに可愛いのに自分に自信なくて
太田の事二股だと思っても俺の事めちゃくちゃ好きみたいでさ?



聞けばいいのに聞けないって泣いてしまうウブなA見てたら我慢なんて出来ないって。




「はぁ、A、もっと口開けて、」


「やだ、ちょっとっ、待って?お願いっ、」




Aの口をこじ開けようと差し込んだ親指



ここまで、か。



名残惜しくてその唇をふにふにと弄ぶ。



されるがまんま、顔を紅潮させて涙目のAは
見た事ないくらい色気が溢れ出てて
このまま止めた俺を褒めてやりたいくらい。




「ごめ、ちょっと、びっくりしてっ、」


「んー、俺こそごめん。可愛いから止めらんなかった、」






やば、暴走してたのを強制終了したから声でねーわ。カッスカス。





「って事で、俺の彼女はAしかいないの。わかってくれた?」



うん、と小さく頷くAをもう一度抱きしめた。



「こんな風に避けるのもう止めてよ?言いたい事あんなら少しずつでも言えるようにしていこう?」


「う、ん。」


「まだ、聞きたいこと、ある?」






途端黙り込むから、あるんだなって。
意外とわかりやすいかも。




「なに?」



体を離しておでこをコツンと当ててみる。



明らかに挙動不審。



「なんでも言って?俺、やましいことなんてなんもないから。」


「う・・・ん、太田さんね?二階堂くんの事、好きだよね?」







・・・やましくないやましくない。
そういやホテルでキスされたんだった。
でも、これも彼女に言うことでは、ない。





「実は異動してすぐ告られたんだけど。断ってる。」


「・・・そうだったんだ。断ってたんだ・・・、」







ホテルで何もなかった?ってこのまま聞かれるかと思って
なんもないよ?って答える準備をしてたのに
それ以上聞いてこないからほっとする。



経験があまりないと言ってたAには想像も付かないことなのかもしれない。




なんて純粋なんだっ。




目の前のAが可愛すぎて
さっき無理やり激しいキスしちゃった事に罪悪感でいっぱいでまた強く抱きしめる。

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設定タグ:北山宏光 , 二階堂高嗣 , Kis-My-Ft2   
作品ジャンル:恋愛
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Haru(プロフ) - さっこさん» ありがたいですー(T_T)伝わってるかな?わかりにくいかな?って本当に心配になるもので(--;)え。遠慮なくコメント頂ければ嬉しいです♪さぁ、これから第3章、お楽しみに!むふふ。 (2020年3月14日 15時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
さっこ(プロフ) - 私はこのお話大好きですよ!って、改めて言わなくても知ってますよね(笑)私ばっかりコメント連続してて、さすがに他の方が書くまで控えようと思ったんですが、意思が弱すぎました…。お兄ちゃんの自覚と、周りの気付きによって変わっていく事に期待してます! (2020年3月13日 22時) (レス) id: 6eb9e2cf38 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - さっこさん» いえいえー、毎回ありがとうございます!!さっこさんの願望。。。言いたいけど内緒にしときます!(笑)最後までお付き合いくださいー♪ (2020年3月6日 18時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
さっこ(プロフ) - 何か毎回コメントしつこくてすいません…( ; ; )終わりまでストーリーが見えた?うわぁぁ、めちゃくちゃ気になります!早く書きたくて仕方ないなんて、読み手としては楽しみで嬉しい限りです!…あれ?何となく私の願望は叶わないような気がしてきたんですけど(笑) (2020年3月6日 12時) (レス) id: 6eb9e2cf38 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - さっこさん» それがですね、一気に終わりまでストーリーが見えて早く書きたくて仕方なくなりました(笑)大きな流れは考えて書き始めるんですがどうしても途中ふらふらしてしまって(--;)でももう決まりましたので迷いなく書き進めたいと思います!妹ちゃんの行く末を見届けて下さい! (2020年3月6日 12時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Haru | 作成日時:2019年10月20日 11時

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