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デート?




もう、わけわかんない。
やっぱり二階堂くんは私と太田さんを二股かけてるんだ。



だから、それを知ってる私が勝手に動揺してるだけで
二階堂くんにとってはなんて事ないんだ。




握られた手が、数日ぶりの二階堂くんの手が
やっぱりあったかくて大きくてすべすべしてて、好き、ってなる。



あぁ、もう、二股でもなんでもいいや、
私、やっぱり二階堂くんが好きだから
こうして気にかけてくれるなら何も知らないフリして「A?」



「なに?」


「話、しよ?落ち着いた所で話したいから。俺ん家、来てくれない?帰り車で送る。」



え?!?!



に、に、に、に、に、に、にかいどうくんのお家?!?!



パニックになってる私の頭の中なんて二階堂くんは知りもせず私の手を引き、いつもとは違う路線の電車に









・・・・乗ってしまったじゃないの。。。。。








「入ったらとりあえず風呂入ってくれる?」


「はい?!」


「あ、違う違う、足洗ってくれるだけでいいから。俺の着替え貸すし、それ着て?」







・・・どうやら二階堂くんは、私の妄想上の王子とは程遠い、





変な人、のようだ。






言われる通り、お風呂場でよく分からないまま足を洗う。



これ履いて?と出されたズボンを、履いてスカートを脱いだ。



っていうか、当たり前だけどブカブカすぎてズレるんですけど??





「二階堂くんー、これでいいの?」




かっこ悪いし有無を言わさずこんな格好させられて半泣きで二階堂くんが待つリビングへ行く。




「可愛い、A、なにそれ、ズボンデカすぎじゃん!!」



何がおかしいのかすごく、笑ってるんだけど。



歩く度にずれ落ちるズボンを引き上げながら
促されるまま、ラグの上に座った。









なんの話しなんだろう。



大事な話っぽいのに二階堂くんの表情はいつもと変わらなくてより私を混乱させる。





「あのさ、昨日から俺の事避けてたろ?俺に聞きたいことあるんじゃないの?」









・・・・・どうして?






いきなり確信をつくからどう答えていいかまったくわからない。



黙り込む私に、二階堂くんは優しい声で私を覗き込んできた。

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設定タグ:北山宏光 , 二階堂高嗣 , Kis-My-Ft2   
作品ジャンル:恋愛
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Haru(プロフ) - さっこさん» ありがたいですー(T_T)伝わってるかな?わかりにくいかな?って本当に心配になるもので(--;)え。遠慮なくコメント頂ければ嬉しいです♪さぁ、これから第3章、お楽しみに!むふふ。 (2020年3月14日 15時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
さっこ(プロフ) - 私はこのお話大好きですよ!って、改めて言わなくても知ってますよね(笑)私ばっかりコメント連続してて、さすがに他の方が書くまで控えようと思ったんですが、意思が弱すぎました…。お兄ちゃんの自覚と、周りの気付きによって変わっていく事に期待してます! (2020年3月13日 22時) (レス) id: 6eb9e2cf38 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - さっこさん» いえいえー、毎回ありがとうございます!!さっこさんの願望。。。言いたいけど内緒にしときます!(笑)最後までお付き合いくださいー♪ (2020年3月6日 18時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
さっこ(プロフ) - 何か毎回コメントしつこくてすいません…( ; ; )終わりまでストーリーが見えた?うわぁぁ、めちゃくちゃ気になります!早く書きたくて仕方ないなんて、読み手としては楽しみで嬉しい限りです!…あれ?何となく私の願望は叶わないような気がしてきたんですけど(笑) (2020年3月6日 12時) (レス) id: 6eb9e2cf38 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - さっこさん» それがですね、一気に終わりまでストーリーが見えて早く書きたくて仕方なくなりました(笑)大きな流れは考えて書き始めるんですがどうしても途中ふらふらしてしまって(--;)でももう決まりましたので迷いなく書き進めたいと思います!妹ちゃんの行く末を見届けて下さい! (2020年3月6日 12時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Haru | 作成日時:2019年10月20日 11時

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