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「マックっ、マックで食べて帰って来たから。」
苦しい言い訳かな？
何も食べたくないと言えば心配させると思って
咄嗟についた嘘。
ダメだ。
無言で見つめられてしまうとその視線から逃げたくて目を泳がせてしまう。
「･･･なにがあった？」
「っ、だからっ、何もないってっ、」
「だからってなんだよ？」
「だって、お兄ちゃん最初からなんかあるみたいな言い方すんだもんっ。」
「おかしいだろ？いつもよりメールの文面不自然だし、作るの面倒な時はそう送ってくるくせにさ？」
そうか。
普段からそういう嘘をつき慣れてないから早速勘ぐられてしまった。
ここよね、私の爪の甘いとこは。
「なんも食ってないんじゃ体に毒だろ？お前の好きな海老のサラダ買ってきたから。」
そう言い残して一人、階段を降りていってしまった。
一人になりたいのに
うちの家族はこんな時そうはさせてくれない。
でもね？私、今お兄ちゃんに怒ってるんだよ？
頭ごなしに二階堂くんとは別れろ、とかさ？
・・・でも、お兄ちゃんは二階堂くんのこと、
そういう人だってわかったってことなの？
違うよ。
だって、会った時に応援するって言ってくれたんだもん。
･･･やっぱりムカつくけど
今となってはお兄ちゃんの言う事が正しかった気がしてもう怒りを通り越してきて虚しくなってきた。
結局、恋愛のれの字も知らない私は
相手が誠実な人か、とかそんな判断もつかないんだ。
食欲は無くてもお腹は鳴る。
いいじゃん、もう。
また彼氏がいない生活に戻るだけ。
この数日、楽しかったな。
初めて、ちゃんとキス、したし。
初めて好きな人に好きって言って貰ったし。
夢から覚めただけだ。
こんな事で落ち込んでる場合じゃないよ。
私はね、美味しいご飯と甘い甘いデザートを食べるのが生き甲斐で生きてるんだから。
涙が零れそうになるのを抑えてふぅーっと息を吐いた。
階段を降りてリビングに行くと
お兄ちゃんが買ってきたというデリが
テーブルいっぱいに並べられててそれをお皿に取り分けてる。
「おっ、来たか。美味そうだろ？おまえが好きな色んな種類入ってるプチケーキもあるぞ？」
･･･なによ。
一昨日私が怒ったからご機嫌取りしようってとこなわけ？
・・・嬉しいよ。
でも素直にありがとうって言えずに椅子に座り
無言で頂きます、の手を合わせた。
・
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Haru(プロフ) - さっこさん» ありがたいですー(T＿T)伝わってるかな？わかりにくいかな？って本当に心配になるもので(--;)え。遠慮なくコメント頂ければ嬉しいです♪さぁ、これから第３章、お楽しみに！むふふ。 (2020年3月14日 15時) (
レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
さっこ(プロフ) - 私はこのお話大好きですよ！って、改めて言わなくても知ってますよね(笑)私ばっかりコメント連続してて、さすがに他の方が書くまで控えようと思ったんですが、意思が弱すぎました…。お兄ちゃんの自覚と、周りの気付きによって変わっていく事に期待してます！ (2020年3月13日 22時) (レス) id: 6eb9e2cf38 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - さっこさん» いえいえー、毎回ありがとうございます！！さっこさんの願望。。。言いたいけど内緒にしときます！(笑)最後までお付き合いくださいー♪ (2020年3月6日 18時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
さっこ(プロフ) - 何か毎回コメントしつこくてすいません…（ ; ; ）終わりまでストーリーが見えた？うわぁぁ、めちゃくちゃ気になります！早く書きたくて仕方ないなんて、読み手としては楽しみで嬉しい限りです！…あれ？何となく私の願望は叶わないような気がしてきたんですけど(笑) (2020年3月6日 12時) (レス) id: 6eb9e2cf38 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - さっこさん» それがですね、一気に終わりまでストーリーが見えて早く書きたくて仕方なくなりました(笑)大きな流れは考えて書き始めるんですがどうしても途中ふらふらしてしまって(--;)でももう決まりましたので迷いなく書き進めたいと思います！妹ちゃんの行く末を見届けて下さい！ (2020年3月6日 12時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Haru
| 作成日時：2019年10月20日 11時
