65 ページ19
・
川井くんは彼女とホテルに入る所だったらしくて
そんな川井くんカップルにも気付かない程
二階堂くんと太田さんは二人で見つめ合ってて
やっぱりあの二人、付き合ってんだなっていう話しをカナにしたらしい。
そんな話しをぼんやりと聞いて、ふとした疑問。
「川井くんとカナっていい感じだったのに。川井くん彼女いたんだ。」
「そこ?私の事なんて今どうだっていいじゃんっ。川井くんとは気が合う同期ってだけだよ?」
違うよ。
川井くんはカナの事好きなんじゃないかってちょっと思ってたんだよ。
それなのに彼女いたなんてさ。
男の人が、分からなさすぎる。
それとも私が人一倍鈍感なわけ?
二階堂くんが他にも彼女いるって
経験豊富な彼女だったら見抜けたのかな?
だってカナだって、なんて事ないように川井くんは同期、って言ってのけちゃうし私一人勘違いしててやっぱりバカみたいじゃん。
ランチの時間はそんな話しであっという間に過ぎてって、
買ってたサンドイッチをカナに急かされて口にしたけど全然飲み込めなくて、ほとんど食べられなかった。
仕事だけはちゃんとしなきゃってなんとか終わらせて定時が過ぎた時。
外回りから帰って来た二階堂くんがすぐに私の所にやってきた。
辺りを見回してから小声で顔を近付けてられて
「今日、この後、会える?思ったより早く上がれそうなんだけど。」
少し息を切らしながら
急いで帰って来たのがわかる。
誘ってくれた。
彼女だから。私は。
でも・・・私じゃなくてもいい、よね?
「ごめん、今日は予定があって。」
その場しのぎの嘘を付いて
お疲れ様です、ってフロアを出た。
二階堂くんの目は見れなかった。
・
「A〜、」
遠慮がちに開いた私の部屋のドア。
いつもならドカドカ入ってくるくせに今日はどうしたんだろ?
「今日晩メシいらないってメールあったから。デパ地下で色々買ってきたんだけど食う?」
「・・・いらない。」
「食ってきたの?」
「・・・うん。」
「・・・・・・二階堂と?」
「っ、・・・違う、か、カナと。」
「にしては帰り早くね?」
1096人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Haru(プロフ) - さっこさん» ありがたいですー(T_T)伝わってるかな?わかりにくいかな?って本当に心配になるもので(--;)え。遠慮なくコメント頂ければ嬉しいです♪さぁ、これから第3章、お楽しみに!むふふ。 (2020年3月14日 15時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
さっこ(プロフ) - 私はこのお話大好きですよ!って、改めて言わなくても知ってますよね(笑)私ばっかりコメント連続してて、さすがに他の方が書くまで控えようと思ったんですが、意思が弱すぎました…。お兄ちゃんの自覚と、周りの気付きによって変わっていく事に期待してます! (2020年3月13日 22時) (レス) id: 6eb9e2cf38 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - さっこさん» いえいえー、毎回ありがとうございます!!さっこさんの願望。。。言いたいけど内緒にしときます!(笑)最後までお付き合いくださいー♪ (2020年3月6日 18時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
さっこ(プロフ) - 何か毎回コメントしつこくてすいません…( ; ; )終わりまでストーリーが見えた?うわぁぁ、めちゃくちゃ気になります!早く書きたくて仕方ないなんて、読み手としては楽しみで嬉しい限りです!…あれ?何となく私の願望は叶わないような気がしてきたんですけど(笑) (2020年3月6日 12時) (レス) id: 6eb9e2cf38 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - さっこさん» それがですね、一気に終わりまでストーリーが見えて早く書きたくて仕方なくなりました(笑)大きな流れは考えて書き始めるんですがどうしても途中ふらふらしてしまって(--;)でももう決まりましたので迷いなく書き進めたいと思います!妹ちゃんの行く末を見届けて下さい! (2020年3月6日 12時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Haru | 作成日時:2019年10月20日 11時