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距離が近い。
二階堂くんの体が密着してて
私は壁際へベッタリとひっついててこれ以上逃げ場がない。





「しよっか?レモン味の。」




・・・急に私を射抜くように見つめてくるその目が
切なそうに、でも怒ってるように見えて、その視線から目が離せなくなった。








「ごめん、北山。ゆっくり行こって言ったけど無理だわ。」




そう言う間もなく、もう私の唇は二階堂くんの唇で覆われていた。



息が止まりそうな程びっくりして



でも、さっきのほっぺたのキスと同じように
ずっと押し当てられた唇はどんどん深くなって
頭が真っ白になった私は無意識に縋るように二階堂くんのTシャツの袖を掴んでた。







「好きだ、好きすぎる、」




唇が離れた後すぐ抱きしめられて
二階堂くんの熱い吐息が耳にかかって肩を竦める。




「嫌われてなくて良かった・・・。」



掠れた声で私をまたギュっと抱きしめ直す二階堂くんの気持ちに嘘はないって思った。




「私もっ、私も、好き、」



その気持ちに応えたくて
私も必死にその広い背中にしがみついた。



「北山はさ、軽井沢で俺の彼女になってくれたんだろ?」



・・・そう、なの?



「それなのに、急に俺を避けてたのってなんで?理由聞かせて?」




離れてく体の熱が無くなって
途端寒くなるから思わず二階堂くんのお腹辺りのシャツを掴んでしまった。




私の気持ちに気付いたようにその手を大きな手で握ってくれる。




「なんか、怒らせた?俺。」


首を横に振るしかない。



黙り込む私にため息を付いた二階堂くんは




「・・・まあいいか。今日の北山見てたら超絶俺の事好きってわかるし。キスもさせてくれたし。」



レモン味だった?と俯きがちな私の顔を覗き込んでくるから、あわわわってなる。



「れ、レモン味とかっ、知らないよっ。」



わかんない。
味とかそれ所ではなかったってっ。




ただ・・・



久しぶりにしたキスは
昔に一度だけした人の事を少しだけ思い出してしまって



それがあまりにも切ないキスでいい想い出として残ってないからその気持ちがよみがえって
少しだけ、苦い味がした。






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設定タグ:北山宏光 , 二階堂高嗣 , Kis-My-Ft2   
作品ジャンル:恋愛
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Haru(プロフ) - さっこさん» ありがたいですー(T_T)伝わってるかな?わかりにくいかな?って本当に心配になるもので(--;)え。遠慮なくコメント頂ければ嬉しいです♪さぁ、これから第3章、お楽しみに!むふふ。 (2020年3月14日 15時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
さっこ(プロフ) - 私はこのお話大好きですよ!って、改めて言わなくても知ってますよね(笑)私ばっかりコメント連続してて、さすがに他の方が書くまで控えようと思ったんですが、意思が弱すぎました…。お兄ちゃんの自覚と、周りの気付きによって変わっていく事に期待してます! (2020年3月13日 22時) (レス) id: 6eb9e2cf38 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - さっこさん» いえいえー、毎回ありがとうございます!!さっこさんの願望。。。言いたいけど内緒にしときます!(笑)最後までお付き合いくださいー♪ (2020年3月6日 18時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
さっこ(プロフ) - 何か毎回コメントしつこくてすいません…( ; ; )終わりまでストーリーが見えた?うわぁぁ、めちゃくちゃ気になります!早く書きたくて仕方ないなんて、読み手としては楽しみで嬉しい限りです!…あれ?何となく私の願望は叶わないような気がしてきたんですけど(笑) (2020年3月6日 12時) (レス) id: 6eb9e2cf38 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - さっこさん» それがですね、一気に終わりまでストーリーが見えて早く書きたくて仕方なくなりました(笑)大きな流れは考えて書き始めるんですがどうしても途中ふらふらしてしまって(--;)でももう決まりましたので迷いなく書き進めたいと思います!妹ちゃんの行く末を見届けて下さい! (2020年3月6日 12時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Haru | 作成日時:2019年10月20日 11時

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