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「豪炎寺の代わりは……」
円堂はバインダーを手に持って、集まったメンバーの顔を眺める。大神はバインダーを覗き込み、指を指しながら口を開いた。
『土門くんを採用するなら、松野くんを2トップに上げて、抜けたボランチに風丸、サイドバックに土門くん。僕を採用するなら、2トップか松野くんと交代でボランチ辺りが無難かな……僕としては、FWとしてこの屈辱を果たしたい訳だけれど。』
「大神、その服で出るのか……？」
『あはは、下にユニフォーム着ているので直ぐに出られるよご心配無く……！』
「あでででッ！」
円堂の純粋な疑問に、大神は大人気なく頬を引っ張る。土門が大神に対して「どうします？」とアイコンタクトを取った時、目金が1歩前に出た。
「ここは、切り札の出番でしょう！」
「切り札？」
珍しくフィールドに立つ、と言う目金の宣言に困惑する。そんな中、豪炎寺は目金の背中を押す様に賛成を示す。土門もその意気を買い、頷いた。
『彼が珍しく立ち上がったのなら、僕も賛成さ。頼むよ、切り札クン。』
「任せてください、大神くん！君の為にも全力で望みますよ！！」
『……近いね？』
円堂が賛成し、決定しようとしたその時。
「ちょっと待って、彼が豪炎寺くんの代わりで大丈夫なの？あまりにも危険な賭けじゃない？」
雷門は今までの目金からは、不安要素しかないという旨を示す。帝国戦での試合放棄を思い出し、1年生も雷門の意見に肯定的だ。
「今日のコイツのやる気は、本物だ！俺には分かる！本気でやる気になっているヤツが、ここ一番で必ず頼りになるんだ！！
俺は目金のやる気に、賭けるぜ！！！」
「大船に乗ったつもりでいてください。」
目金は腰に手を当て、眼鏡のブリッジ部分を指で押し上げた。
全員が位置に就き、試合が始まる───。
一方、ベンチにて。
「大神サン、メイド似合ってんね〜！写メ撮っていい？」
土門は既に写真を撮っている。大神は貼り付けたような笑顔で土門の背後をとり、肩を掴んだ。
『やぁ、迷える可哀想な
「それメイド違いだって……！！いでででで肩ッ……！」
『ツボを抑えてしまえばそりゃ痛いさ、あは。』
大神と土門のじゃれ合いを横目に、豪炎寺は口を手で抑えて笑いを堪えている。
「驚いたな、本当に似合ってるぞ……フッ……く、ははッ……」
『そのまま舌噛んでくれたら嬉しいな。』
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鷹羽(プロフ) - 雪華さん» 詳しく知っているアニメはあまり多くないのですが、上げるとするなら、このイナイレであったり、ジャンプコミックスのアニメ化した作品あたりを知っています。 (2021年3月6日 16時) (
レス) id: 338e0ddf16 (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - 知ってるアニメは何ですか？ (2021年3月6日 13時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鷹羽 | 作成日時：2021年2月26日 12時
