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試合当日、雷門中サッカー部は秋葉名戸中に訪れた。
この学校では、マネージャーはメイド服を着用しなければならないようで、雷門がメイド服を手に唸っている。
『郷に入っては郷に従え、とはよく言うけれど……あはは、嫌がっている外からの客に決まりの押しつけはよくないと思うなァ？』
「……ッ大神書記、もっと言ってやりなさい！」
『え？えーっと……前向きなマネージャーは2人居る、彼女は許してもらえないかなァ？』
雷門を庇うように大神は前に出ると、秋葉名戸の選手に囲まれた。沈黙の間ずっと注目され、大神は身動ぐ。
『……あは、駄目かな？』
雷門から引き剥がされ、大神は交渉炸裂が頭に過った。雷門には申し訳ないと頭で謝り、掴まれた腕を解く───……解けない。
そのまま引きずられ、何処かへと進んでいく。
『あれ、君たち何処へ行くの？もしかして追い出すのかい？あはは、残念ながら僕は正式な選手だよ……え？』
連れてこられたのは更衣室、手には先程雷門が渡されたものと同じくメイド服。
『……状況が読めないのだけれど、これを僕に着ろと……？』
「君が着れば、監督は彼女の特例を認めるそうなんだな！」
『あは、おかしくないかな？何故、僕が着たら雷門生徒会長は見逃してもらえるんだ……』
大神は渡された服を持ち上げながら、自分を拉致した秋葉名戸の選手の顔を伺った。それに選手は頷き、期待の目で見つめてくる。
『……試合開始までの間の辛抱……なにより雷門生徒会長の、為だ……』
いつでも脱げる様に、ユニフォームを着たまま着替えた。全てを諦め、早足で元の場所へと歩く。真っ先に音無が駆けつけた、これぞやかまし。木野も音無に続いた。
「本当に着たんですか、大神先輩ってば紳士ですねぇ！可愛いい〜！！
あ、写真撮っていいですか？！」
「わぁ、大神くんって顔も可愛いからすごく似合ってる。」
「あら、中々似合うじゃない。貴方、結構可愛らしい顔しているのね。」
『……お褒めを頂き、光栄……で……』
メイド服を着なくて済んだ雷門は、いつもより活き活きしている様に見えた。
重い足取りでチームメイトの元へと足を運ぶ。
皆からはかなり好評だったが、風丸は大笑いしていた。
「お前ッ似合いすぎ……はははッ！！」
『風丸クンさァ、君も似合うと思うんだよね……お願いしてもう1着借りてこようか？』
「……すまん。」
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鷹羽(プロフ) - 雪華さん» 詳しく知っているアニメはあまり多くないのですが、上げるとするなら、このイナイレであったり、ジャンプコミックスのアニメ化した作品あたりを知っています。 (2021年3月6日 16時) (
レス) id: 338e0ddf16 (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - 知ってるアニメは何ですか？ (2021年3月6日 13時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鷹羽 | 作成日時：2021年2月26日 12時
