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いつもの部活時間、大神と風丸は先日に見様見真似で覚えた“炎の風見鶏”の繰り返し放つ特訓中。
ゴールに向かって“炎の風見鶏”を打ち、正面の昇降口前の高さから影野が客観的なタイミングや距離を見て調節する。
「すッげぇ……息ピッタリだ！」
「こりゃ、“ドラゴントルネード”も負けてらんないぜ。」
「ああ、俺たちもシュートの精度を上げていこう。」
ほぼ確実に技を身につけ、響木は文句無しの様子。影野も親指を立てて問題ないことを示していた。
「お前のお陰だよ、影野！」
『影野くん、ありがとう！』
大神と風丸の2人がそう言って手を振れば、影野もそれに応えて両手を振る。大神と風丸は顔を見合わせて頷き、笑顔で拳を合わせた。
新たな技の取得に夢中のサッカー部、彼らが使用しているグラウンドの脇に1台の高級車が停まる。雷門家の執事である場寅が運転席から降り、後ろのドアを開けた。
登場した人物に注目が集まる。
土門はすぐ近くに居た染岡に歩み寄り、不思議そうに尋ねた。
「ねぇ、あのおじさん誰？」
「おいおい、うちの理事長だぜ。つまり、雷門の親父さん。」
「んな事言っても俺転校生なんだからさ、知らないっつの。」
雷門中学校の理事長───雷門総一朗はゆったりとした足取りで、グラウンドにやってくる。総一朗が態々出向いてくる理由は分からず、皆は首を傾げた。
「分かった、理事長も元“イナズマイレブン”なんだな！」
「何でそうなるのよ。父はね、中学サッカー協会会長……それに、FF大会実行委員長でもあるのよ。」
円堂の的はずれな推理に緩み切った空気が広がるが、雷門の言葉に少しばかり緊張の糸が張った。
中学サッカー協会会長、それもFF大会実行委員長ときた。中学サッカー界において、無くてはならない存在である。
サッカー部は慌てて集まると、背筋を伸ばした。
「おお？大神くんじゃないか。君も随分と活躍してくれている様で何よりだ。」
『お陰様で自由にやらせて頂いています、雷門理事長。』
総一朗は集まったサッカー部を見渡し、大神と目を合わせると微笑んだ。大神も微笑み返し、礼儀正しく頭を下げる。
大神と総一朗の関係に首を傾げる者がいたが、総一朗の激励によって追求する間もなく誰もの意識から消えていた。
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鷹羽(プロフ) - 雪華さん» 詳しく知っているアニメはあまり多くないのですが、上げるとするなら、このイナイレであったり、ジャンプコミックスのアニメ化した作品あたりを知っています。 (2021年3月6日 16時) (
レス) id: 338e0ddf16 (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - 知ってるアニメは何ですか？ (2021年3月6日 13時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鷹羽 | 作成日時：2021年2月26日 12時
