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雷門イレブンが息を呑む。円堂は拳を見つめ、思い詰めた表情で皆に謝った。
「まだ1点だ、落ち着いていこう円堂。」
風丸が励ますように肩を叩くが、円堂の顔が晴れることはない。普段であれば、円堂が1番前向きに考える筈であるのに。
『一体、何が君を……』
雷門がキックオフ、再び豪炎寺と染岡が攻める。連続でシュートを放つも、同じ様に“パワーシールド”に阻まれた。
「残念だったな、“パワーシールド”は連続で出せる！」
帝国DF陣からのパスにより、ボールはセンターサークル付近へ。そこからロングパス、ボランチがブロックに入る間も無く、雷門側ゴール前へボールが繋がった。
『ディフェンスは……間に合っていないのか……！』
大神が振り向けば、佐久間がノーマークの状態でシュートを打つ光景。コースは正面、円堂が普段通りであれば簡単にセーブしてみせる程度のものだが、ファンブルした事により零れたボールは風丸が拾う。少林寺にパスを回すが、鬼道によってカットされた。
「円堂ォーーー！！！」
鬼道がDF陣を抜き、正面からシュートする直前。態々豪炎寺が回り込み、スライディングでシュートブロック。
「サンキュ、豪炎寺！」
円堂が豪炎寺に呼び掛けるが、顔を険しくさせたまま返事も合図もせず、そそくさとゴール前から離れた。
『……円堂の不調が不安要素だね。』
「今のアイツには、背中を任せられない。」
『まぁ、同感ではあるけれど……』
雷門イレブンのスローインで豪炎寺にボールが渡る。FWとサイドハーフのパス回しで前線へ、染岡が“ドラゴンクラッシュ”を放つ。
「“パワーシールド”には通用しない！」
“パワーシールド”による衝撃波でボールが止まる。そこへ、即座に豪炎寺が“ファイアトルネード”オーバーライド。
「“パワーシールド”は衝撃波で出来た壁、弱点は薄さだ！遠くから飛んできたものは跳ね返せても、至近距離から押し込めば……ぶち抜ける！！
───“ドラゴントルネード”！！！」
染岡のシュートに豪炎寺がアシスト、“パワーシールド”は破られ、雷門イレブンは1点を取り戻した。
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鷹羽(プロフ) - 雪華さん» 詳しく知っているアニメはあまり多くないのですが、上げるとするなら、このイナイレであったり、ジャンプコミックスのアニメ化した作品あたりを知っています。 (2021年3月6日 16時) (
レス) id: 338e0ddf16 (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - 知ってるアニメは何ですか？ (2021年3月6日 13時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鷹羽 | 作成日時：2021年2月26日 12時
