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『ああ、河川敷で練習するんだね。バインダーとドリンクボトルと粉末を持っていけばいいかな、うん……ああ、大丈夫。分かったよ。』
木野から連絡があり、部室から荷物を纏めて籠に入れる。大神な鍵を閉め、学校を出た。
『……帝国の学園長……』
ふと、先程話に上がっていた人物を思い浮かべる。はっきりとした記憶はないが、胸騒ぎがするのだ。
『名前くらい載っていたり……ああ、あった。』
早く河川敷に向かうべきなのであろうが、興味が勝った。人の通りの邪魔にならぬ様に止まり、タブレットを取りだして検索する。顔写真は載っていなかったが、あの有名校の学園長だ。名前と肩書きくらいは流石に載っていた。
『影山零治、少年サッカー協会……副会長？』
大神は思わず顔を顰めた。
検索した内容が本当なら、少年サッカー協会上位の人間が子供たちの命を弄んだ事になるのだ。
『……悲しい人だなァ。』
大人気ないだとか、酷い人だとか、思うことはもっと他にあっただろうに。感想は、ただそれだけ。
痛み始めた頭を抑え、タブレットを鞄に戻す。地面に置いていた籠を持ち上げ、駆け足で目的地へと急いだ。
河川敷に到着すれば、皆思い思いに練習を始めていた……のだが、監督の件は木野の話によれば良い返事を貰えなかったらしい。1年生の精神は揺れ動きやすいため、やる気をなくしてしまっているのだろう。
『あはは、壁山くん……』
風丸からのパスには反応せず、ただその場で座り込んでしまっている。ボールは壁山の肩に当たり、その場に転がった。円堂が怒鳴る。
『キャプテン、説得頑張ってくれ……あれ？』
壁山と円堂の様子を見ていた大神は、河川敷上の陸橋に目を向け、佇む1人の人物を見つけた。
『鬼道サン？』
遠くからでも見える、特徴的なゴーグル。見間違える筈がない、鬼道が陸橋から雷門中サッカー部の様子を見ている様だった。
『はは、鬼道サン浮かない顔してら……』
壁山とじゃれていた円堂は、鬼道を見つけるなり階段を上がって対話する。大神は円堂たちから遠い階段を使い、部員たちと合流した。
「あ、大神くんありがとう！」
『どういたしまして、木野さん。』
円堂が戻ってくるのを待ち、練習に取り掛かった。
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鷹羽(プロフ) - 雪華さん» 詳しく知っているアニメはあまり多くないのですが、上げるとするなら、このイナイレであったり、ジャンプコミックスのアニメ化した作品あたりを知っています。 (2021年3月6日 16時) (
レス) id: 338e0ddf16 (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - 知ってるアニメは何ですか？ (2021年3月6日 13時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鷹羽 | 作成日時：2021年2月26日 12時
