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哲「こんにちは〜」
「哲也さん!お久しぶりです!」
マ「おお〜、哲也」
ドアベルがお客様の来店を知らせる
ひょっこりと顔を出したのは、職業を知ったあの日ぶりの哲也さんだった
「スーパースターじゃないですか」
哲「大人を馬鹿にするんじゃありません笑」
「何を仰いますか…!」
哲「んふふ笑 マスター、今日のおススメで」
マ「は〜い」
ぷりぷりと怒ってみると、
ふふっと笑いながらカウンター席に着いた
「哲也さんってアーティストだったんですね」
哲「そうだよ〜、びっくりした?」
「勿論びっくりしましたよ!」
芸能界については全然分からないけれど
彼らが多くの人を魅了するアーティストだということは、あの場に居ただけでひしひしと伝わった
…壱馬も、哲也さん達のように、これからもっともっと大きなアーティストになるのかな
マ「カッコ良かったって言ってたよ?哲也の事」
哲「えー本当〜?もう一回直接言って?」
「な、嫌ですよ…マスター、口軽い」
マ「そんな事ないよ?」
小さく睨んでも、ニヤニヤと少年のように笑うマスターを見ると、つい緩んで許してしまう
マ「Rampageのステージはどうだったんだい?」
哲「最高だったな〜。ランペの子達はずっと一緒にツアー回ってきたから…どんどん伸びてるの分かるし、これから更に頑張り時ですね」
マ「そうなんだねぇ…凄いね?A」
「…そうね」
さっきのは許すにしても…マスター、そんな顔したら哲也さんにバレちゃうじゃない
壱馬の事を知ってるからこそ、意地悪をやめない彼
哲「あ、そういえば壱馬はね〜」
マスターの出したローストブレンドを飲む手を止めて、急に現れた名前にギクッとした
哲「あいつ今日一人だけ事務所来てなかったの」
「え…何でですか?」
哲「んーとね、北人が風邪って言ってたかな」
風邪…
昨日は、引いてないって言ってたのに
心配させない為の嘘…?
…彼は今、一人で苦しんでるのかな
マ「風邪にも珈琲が効くって、知ってる?」
哲「そうなんですか?」
「薬との飲み合わせは勿論ダメですけどね」
すると、閃いたようにニコッと笑ったマスター
マ「A、壱馬の家まで届けてくれる?」
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蘭(プロフ) - スーさん» 初コメントありがとうございます!この作品が大好きだと言って頂けたので、これからも頑張れそうです涙 そう言って頂けると自信がつきます!是非これからの展開も楽しみにして頂けたら嬉しいです(^^) (2019年11月18日 19時) (レス) id: 9208e0cc5d (このIDを非表示/違反報告)
蘭(プロフ) - hkrさん» 何回も読み直して頂けているなんて…感激です…。長い文章を書いてしまっているため、読むのが大変だと思うので、尚更感激です…涙 これからも頑張りますので、是非楽しんで頂けたらと思います(^^)ありがとうございます! (2019年11月18日 19時) (レス) id: 9208e0cc5d (このIDを非表示/違反報告)
蘭(プロフ) - みっちゃんさん» コメントありがとうございます!全て読んで頂けたなんて嬉しすぎます涙 楽しんで頂けているみたいで本当に嬉しいですし、これからも頑張りたいと思えます!是非これからも宜しくお願い致します(^^) (2019年11月18日 19時) (レス) id: 9208e0cc5d (このIDを非表示/違反報告)
スー(プロフ) - 初コメントです!いつも、楽しくよませてもらってます!この作品大好きです!これからも頑張ってください! (2019年11月18日 7時) (レス) id: d70ff03ee4 (このIDを非表示/違反報告)
hkr(プロフ) - 更新ありがとうございます! 蘭さんの作品が好きで何回も読み直してしまいます(●´▽`●) これからも更新頑張ってください! いつも楽しみにまってます(´∀`)!! (2019年11月18日 4時) (レス) id: 6c0b67dbf3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蘭 | 作成日時:2019年5月26日 22時