隣のカワグチさん

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＿＿＿サグワside.






サグ「あれ？ジンくんどっかいくの？」


ジン「あー、うん。」


相馬「どこいくのー？」


ジン「教えねぇわ笑」






俺、知ってるよ。





ジンくんがなにもいってくれないとき、

どこへ行ってるか。



【 いちばん好きな人 】



デショ。





サグ 「そっかー、いってらっしゃーい」


ジン「おう。」





俺さ、ジンくんが羨ましいよ。



Aちゃんの気持ちも、全部知ってて、



そんなことできるジンくんが羨ましい。






ジンくんは知ってる？









ジンくんがでていったあとに、


煙草があまり好きじゃないAちゃんが、


ジンくんの煙草をいっぽんだけ吸いながら






泣いてること。



ジンくんはさ、


素直じゃないだけなの？







もうAちゃんを手放してあげてよ。





でもきっと、Aちゃんには、、、、



ジンくんしか見えてないから。


愛せないんだろうな、





ジンくんがでていって30分ぐらいしたら、


Aちゃんも家を出るんだ。



俺がね？



サグ「あれ？Aちゃんもどっかいくの？」


『少し、散歩、、、っ』


サグ「そっか、気をつけてね。」




なんて声をかけても、


Aちゃんは俺のことなんて見てくれない。




ジンくんがいなくなった後でさえ、

ジンくんでいっぱいいっぱいなんだ。




俺は気をつけて、なんて当たり前のことしかいえない。


いえるわけがない。




目を赤くして、


ジンくんの匂いでたくさんの


Aちゃんを俺は、


抱きしめることなんてできない。





サグ「相馬さーん」


相馬「はーい？」




なんで、



サグ「なんでAちゃんはジンくんなのかなー」




相馬「ジンくんは魅力がたくさんだからねー、、


女の人は惹かれちゃうんだろうなあ笑」



サグ「そっかあ、そうだよね、」



そんなことわかってる。



俺が、俺なんかが、


ジンくんに叶うはずなんてないのに。









でも少しだけ、期待しちゃいたくなるんだ。



Aちゃんのことわかってあげてるの


俺だけなのかな、なんて思ってる。




俺なら泣かせない、そんな野暮なこといわないからさ。




俺のこと少しでもいいから好きになってよ。




付き合えなくても、いいから。



辛いときに助けてっていってよ。







ジンくんの穴埋めで構わないから。

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