死が2人を分つから (ページ20)

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18話ページ20

　

　
　
それから俺はミコトにいくつかの質問をした
　
　
　
　
『私はもともとこの島の住民だったの、ていってもすごい昔の事なんだけどね』
　
　
　
　
ミコトはクスクス笑いながらどこか楽しそうに答えた

　
　
白竜「…では、何で今この島にいるんだ？」
　
　
　
　
長官やゴッドエデンの職員達は知っていたのだろうか
　
　
　
いろいろ不審な組織であるのはわかった上で強さの為に彼らの元にいる俺は今まで沢山見て見ぬふりを続けてきた
　
　
　
命令されたこと、彼らのやり方、俺はサッカーの為に余計な詮索も彼らを否定することもしなかった。何故ならここはこの上なく実力主義で、どんな試合よりもどんなクラブチームよりも、どんな有名な監督に指導されるよりも自分のサッカーを高められる環境だった
　
　
　
まさに俺の理想に最もちかい楽園だった
　
　
　
　
『…やっぱり聞いちゃう？』
　
　
　
ドキリと胸がなった
　
　
　
　
白竜「いや、やっぱり大丈夫だ」
　
　
　
そっとまた目をそらす
　
　
　
　
　
『……そろそろね、雨も風もちょっとの間だけ弱まると思うの。ここからまっすぐ帰ればきっと間に合うよ』
　
　
　
そして、帰り道はわかるかとミコトは微笑みながら言った
　
　
　
　
場所を聞いたら意外にも近かった、それに最近ずっと森の中を歩き回っていた身でもあるためミコトの説明だけで帰り道もすぐに理解できた
　
　
　
　
　
　
『私はこの子達の面倒みなきゃだから』
　
　
　
ミコトの言ったとおり、外の嵐は弱まっていき見送りの為出口までついてきたミコト俺の顔を見てはそう答え
　
　
　
ついでに某アニメ映画の巨大な森の妖精が持っているような大きな葉っぱを傘がわりにと俺に押し付けた

　
　
　
　
　

　
決して人に見られたくないが葉っぱの傘を持って俺は雨が強まる前に施設に帰った
　
　
　
　
　
　
　

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作者『あなた、ト◯ロって言うのね‼︎』