求婚鬼ごっこ【柱】 (ページ31)

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自分ページ31

『はいはぁい昼餉の完成〜！』
｢姉さんは料理だけは女だよな｣
『あ"？見た目も女だろうが』
｢この自信は嫌いだ｣
『びえーーーー！不死川ぁぁ！慰めろ！！』
｢うっせェ...｣
『......寝るわ』
｢おいA｣
『姉さんと呼べぇぇえ獪岳！！』

うーーん。はぁ、うん。
何も言えねぇ

『とっとと食えー。不味いとか言ったら承知しねぇ』

さーてと。布団を敷きましょ。
2人が食べてる間にふて寝しまーーす。

襖の向こうでな！

布団を敷きまして布団に潜ります！
うわぁやっぱり布団大好きだ
布団と結婚したい。布団だったら死なねーもんな。

｢姉さんは人の死に信じられねぇ程弱い｣
｢...そうなのかァ、しかしよォ、任務とかで泣いてるとこ見たことねェぞ...｣

おい獪岳、てめぇなんてこと話やがる
それめちゃくちゃ話されたくない事んだが？
よし叫ぼう

『獪岳ううう！！てめぇそれ以上その話すんな！！！』

｢姉さんは屋敷に戻ってから...｣

『このやろう！！話すなぁぁぁ！！』
｢...姉さん黙れ｣
『こっわ！それに勝手に襖開けんな』
｢ふて寝か？だせぇな｣
『うっざ。これが姉さんだ』

え、まってまって？獪岳、手に持ってる紐と手ぬぐいはなんだい？え？こわいぞ
どっから見つけてきた？え？

『んんんんっ！んん！んーん！』
｢こっちは話してるから邪魔すんな｣
『んーーん！！！んーー！！』

はい。手縛られた。口は手ぬぐいで塞がれた
なに、誘拐された人か？え？

獪岳、てめぇ許さねぇかんな。

それに襖閉める時そんな乱暴に閉めるな！！

｢姉さんは任務で隊士の死を目の当たりにした時、恐らく屋敷に戻るまで涙堪えてる
恐らく人の死がトラウマになってる｣

おい、悔しいが正解だ。話されたくねぇ

｢姉さんが独り身を望むのは人の死が怖いから｣

てめぇ！！やめろ！

｢姉さんは本当は弱虫だ。心では自分を守ることで精一杯｣

てんめえええええ！弱虫とはなんだ！！もっと言い方あるだろうが獪岳！！許さねぇ！！

｢...そうかァ、だから鬼殺隊に向かない人間だなんて言ったんだなァ｣

あーーー。終わった終わった。
やだやだ。ほんとに。鬼殺隊やめたろか？あ？

｢姉さんをよろしくお願いします｣
｢...おゥ、任せとけェ｣

はい？獪岳？勝手によろしくすんじゃねぇぞ！！それは姉さんが決めることだ！！

｢姉さんに決めさせると絶対1人を選ぶだろうからな。俺が決めた｣
『てんめええええ！勝手にすんじゃねぇよ！！根に持つかんな！！』
｢勝手にしろ｣