求婚鬼ごっこ【柱】 (ページ28)

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過去ページ28

過去の私はふつーーの女の子だった

女捨てたような性格してなかったもん
なんならおしとやかな少女だったんだよ？
意外でしょ！？

そのまま成長して女学校に行って卒業してお見合いする
そんな道が決められてたけど全然幸せだったし
それ望んでたし！！

9つでこの地域一帯鬼に襲われて身寄りの無くなった私を
せんせーが拾ってくれた！！
だから桑島せんせー大好きなのです！
そして鬼殺隊について教えて貰って
たくさん訓練をしてもらった！
途中で善逸や獪岳も来て、一緒に訓練するようになった

善逸と獪岳仲悪そうだったけど
私が無理やり仲良くさせました
今では善逸と獪岳も文通してるらしい！
...あ、獪岳からも姉さんって呼ばれてるの
いや、善逸にも獪岳にもそう呼ばせてるの！()

だけど両親、友達、兄妹を失った傷は大きくて、家族を作るのが怖くなった
人の死というものに耐え難い恐怖を抱いた
友達作るのはしょうがない。私は一生ひとりぼっちは耐えられないから友達は作る。

んま、そんな感じよね。うんうん。

｢...Aよォ、泣きながら笑ってるけどよォ...その笑顔は作ってんだろォ
黙り込んで何考えてんのは知らねェが｣

あ、思い出してたから黙って泣いてましたね。
それにしてもなぜ

『...なぜ私は不死川に抱擁されているのですか？』
｢泣いてるからだァ。落ち着くまでこのまま我慢しろォ｣

やめてやめてほんとに。お父さんと同じことしないでくれ

『お父さん思い出すから...やめて...』
｢やめねェ。忘れねェ方が家族も嬉しいだろォ
思う存分泣けェ｣

こいつなんなん？ほんとなんなん？ねえ？
急に優しくなります？ねえ？
涙抑えられん！あー！女捨てた泣き方するんだよ私！

『うわぁぁぁぁぁぁっうぅっ...うぇぇぇえぇん！』
｢でけェな泣き声。｣
『女捨ててるっていうんでしょ！！うわぁぁぁぁ』
｢言わねェ。それがお前だァ。｣

鬼殺隊に入って過去の自分捨てるためにわざと口悪くした。
はしたない悲鳴も、叫び声も

いつの間にか恥じらいも無くなって、それが普通になった
多分"結婚"から程遠い自分にするっていうのも理由のひとつかもしれないね

なのにこいつら柱は何故か私を好きになる

...こんな考えてもやっぱり頭おかしいんじゃないと思う。
あーーー、考え方まで変わったな！昔と