求婚鬼ごっこ【柱】 (ページ17)

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鬼ごっこ13 ページ17

はーい挟み撃ち。
こいつらずるいぞ。ずるい。マジで。やめて。

『ｯｯだぁぁぁ！やだ！もう！まじで！』

ほら向かってくる。やだもう
そして地面を強く蹴り、上に飛ぶ

ゴンッと下から音がした

｢すまない...冨岡...南無...｣
｢...こちらこそすまない。｣

悲鳴嶼さんと冨岡さんのおでこごっちんしたみたい！よし、逃げよう

『さようならぁぁあ！おでこお大事にしてください！』

え？ここでお大事にって言えるの優しくね？私優しくね？

さーて、...あ、悲鳴嶼さんの好物聞くのわすれた！！やだ！
...まあいいや、御館様の所へ行くぞ。うん。
絶対誰にも見つから

「久しぶりじゃねェか」
『ぎええええええぇぇ！？やだ！久しぶりじゃねぇよ！全然久しぶりじゃねぇ！』
｢相変わらずじゃねェか、その女捨てた声｣
『お前はどれくらい私と会ってないと思ってるんだ！？え！？』
｢軽く1週間｣
『んなわけねぇだろボケかよ！てめぇらが追いかけてくるようになってから4日！！4日だぞ！そして最後に不死川に追っかけられたの昨日の朝だ！！』

なに、私の事探しすぎてボケたか？
それとも昨日の朝不死川さんに試しにかっこいいって言ってしまったが故、脳みそ溶けたか

｢悪ィ悪ィ｣
『お前のその悪ぃはどれに対して言ってる！？』
｢もちろん久しぶりだと言ったことに対してだァ！｣
『いや別に悪い場所あるだろ！ほんと頭大丈夫か！？そこよりも追っかけ回してることについて悪いと思って欲しいんだが！！』
｢それについては悪ィと思っちゃいねェよ｣

あ"ーダメだこの人。うん。ダメだ

おっかけ回され30分。ずっとこの殺気に追いかけ回されてるのに耐えてるの。ちょっと褒めてくんない？

...あ、そうだ

『不死川！おはぎだ！おはぎ！』
｢こんな所に店なんてねェよ｣
『違う！私の手作り！！わかる？手作り！』

おーっと、目が光った。口角上がった。ほっぺた上がった

『ほんとにAが作ったのかァ？」
｢そうだよ！さすがに他の人が作ったものを自分で作ったなんて言わねぇよ！そんなクズじゃねぇ！』

おっ、おっと、やべぇこいつおはぎパワーでめちゃくちゃ早くなった。何故か殺気強くなってて怖い。殺気と表情が合ってない

『もうあげるから落ち着けぇぇえええ！落ち着かなきゃあげられねぇだろ！！』