求婚鬼ごっこ【柱】 (ページ12)

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鬼ごっこ10 ページ12

未だに煉獄さんと冨岡さんを振り切ることが出来ていません。

無視を決め込むことにしました。

｢...どうして嫁になりたくない。｣
『......』
｢そうか、照れているのか｣
『......(なぜそうなる！？)』
｢むぅ...｣
煉獄さんなんか考えてる。なに、怖い
｢Aは俺の嫁になりたいか？｣
『.........(やだなぁ)』
｢そうか！なりたいのか！｣
『はぁぁぁぁ！？なに勝手にそうなってんの！？頭おかしいんじゃない！？蝶屋敷で見てもらったら！？柱揃って！！！』
｢ははは！喋ったな！｣
｢......さすがだ。｣
『煉獄ううぅぅううう！？こやつめ...
もうやだ！2人とも嫌い！』
｢そうか！好きなのか！嬉しいな！｣
｢......嫌われていない。｣
『あ"ーてめぇら頭だけじゃなくて耳までやられてるようだ！！なに！？柱揃って鬼の血鬼術にでもかけられてるんじゃないすか！？』

ってか煉獄てめぇスーパーポジティブマン...？いや、耳が馬鹿なだけだ。

それよりも無視すると好き勝手解釈されるから危険。

はぁーー...
あ、御館様に申し訳ないけど御館様なら何か助言くれるかもしれない！！っしゃ、さっさとこいつら撒いて御館様の屋敷へ行こう

｢A！好きだ！｣
『わかったからぁぁ！私は好きじゃない！この件で嫌いになりそうだ！』
｢俺の嫁になってくれないか！｣
『それはなぜ！』
｢俺が君を幸せにしたいからだ！｣
『あーあーそうですか！ありがたいですけれども丁寧に見せかけて雑にお断りさせていただきます！！』
｢...俺の嫁には｣
『ならない！！』

なに、いつの間にか私に一方通行の愛を叫び出してるし。やっぱり末期じゃないすかね？

『もうやだぁぁぁなんでこんなことになってんのよおおおお！』
｢...君が魅力的だからだ｣
『どこが！？うるさくて口悪い、女捨てたみたいな女だよ！？』
｢優しいという言葉が抜けているな！君はうるさくて口悪いだけではない！優しいんだ！そして綺麗だ！｣
『しらねぇ！！どこが優しいのか理解出来ねぇ！！綺麗？それはまあ分かってるけど？え？』
｢......うざい。｣
『んじゃあ追いかけてくんなてめぇ冨岡！どっかの鮭大根でも食ってろ！』

うーーん。どうにかして撒けないか。

｢カァ！カァ！｣
お、煉獄さんの鴉

｢残念だが千寿郎に呼ばれている！俺は帰る！｣
『っしゃぁ！はよ帰れ！そして千寿郎くんにありがとうって伝えといてくれ！』

そうだ、次煉獄さんに追っかけられた時は一か八かで煉獄家の前逃げよう。決めた