･ ページ28
.
.
「 ほっくーーん 」
「 やめんかその呼び方身震いするわ 」
「 え！！！ 今にも理性が切れそうだって？！ 」
いや誰がやねん。
.
あ、彼奴また階段1段踏み外してこけた。
.
.
「 ねえ！！ ゆご！！！ 最近ほっくんが冷たいの！！ 」
「 うん ゆごって初めて言われたびっくり 」
「 聞いてる？！ 」
私がそう言えばコーチ(ゆご)は私から視線を逸らした。
おい、聞いてねえんだろ知ってるぞ。
なんてったってエスパー佐倉だからな。
.
「 … 北斗が最近冷たい、って言ってんだけども 」
「 ……… ああ 」
いや何今のそんなことかって顔？！
なんか無性にイライラしてる今！！
きいい、と心の中で湯気が溢れた気がした。
歯から煙漏れてないかな。大丈夫だよね。
「 大丈夫だよ、北斗は意外とAのことしか考えてないから 」
.
「 …… はい？ 」
「 だってお前ら、″ 運命共同体 ″ 、なんだろ？ 」
「 うんめい、きょうどうたい。 」
じぇすにも言われた、そう言うとコーチはやっぱり？なんて笑う。
そしたらとんとん、と肩を誰かにたたかれた。
振り向くとじゅりで、
「 なーにコーチとA、イチャイチャしてんだよっ 」
「 うわへんたいじゅりくん！！！ 」
.
今は変態関係ないな。ごめん、じゅり。
.
「 俺に対して大分酷くね？！？ 」
だって日頃の行いが悪いんじゃん。
「 おい、聞こえてるべ、A 」
「 あーーいとぅみまてーーん。 」
この後じゅりにぐーぱんされた。痛い。
..
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1055人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
