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「 だって、北斗 」
「 ンなもん信じないから 」
先程から北斗が冷たい。
目も合わせて貰えないのは、なぜか。
意外と傷付いてる。はあ、なんで。
私なにかしたかな。
「 は？気付いてねえのかよ、もういいばーーか 」
「 はあ？！ 心の声聞こえてんの？！ 」
「 そりゃもうばっちりだよ 」
そう言いながら、北斗は少しだけ前を歩いた。
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今日の北斗、やっぱ可笑しい。
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「 はあ？ 北斗が可笑しい？？ 」
「 そうだよ 」
「 いや、お前の目が可笑しいんじゃね 」
「 うるさいなそういう答えは待ってなかったよコーチ 」
「 地に埋まれ 」
「 酷いな俺に対して大分 」
「 だってコーチじゃん。 」
コーチはふは、と笑えば頭を撫でてくれた。
ああ、大好きな手だ。
「 …… 頼ってんの 」
「 知ってるよ？ そんなの 」
そう言えば、んー北斗はねー って考えてくれる。
私の気持ちを、すごく大切にしてくれる。
ほんとに、お兄ちゃんみたいな。
じゅりよりもお兄ちゃんみたいだよねほんとに 。
そろそろ惚れそう。
北斗の6倍くらいは好きかなうん 。
「 ……… お前ちゃんと考えてんの？ 」
「 ええもちろん 」
「 なに考えてた？ 」
「 コーチってハリネズミみたいな顔してんなって 」
「 それ褒めてる？ 」
「 褒めてる褒めてる 」
「 あっそう 」
..
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