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かぜっぴき。 ページ11
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「 北斗のばーーーか！！！ 」
「 馬鹿に言われたくねえよ 」
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今日も思いっきり北斗にデコピンをかまされ、未だひりひりと痛む私の額。
絶対紅くなってるじゃんかあ、うう。
「 北斗のばか … でも私もばかなのか、 」
ばかばか、ばか。
北斗はことある事にそういう。
確かに私は馬鹿かもしれない。
けれど、流石に1日に10回以上言われるのだ。そんなの酷すぎやしないか。
「 ぁ ″ ー ！！ もういい！！ 北斗の目の前でプリン食べてやる！！ 」
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「 …… 北斗が帰った？ 」
「 うん、結構な高熱で帰ったよさっき 」
私が購買へ行ってる間に！！北斗は帰ったのか！！！
…… 大丈夫かな。
「 おーい？ A？ 聞こえてる？？ 」
「 っあ、 ごめんきょもくん ぼーっとしてて 」
どうせ北斗のこと考えてたんでしょ。なんてきょもくんが頬を膨らませて言う。
うん、当たりだよ。ごめんきょもくん。
「 …… 帰りに寄ってってあげてね 」
「 ？ きょもくんは 」
「 俺はいかなーい。 お父さんとご飯食べに行くし 」
「 …… はあ 」
なんとまあ人任せな。
まあ、行こうと思ってたしいっか。
私は放課後になると足早に北斗の家へと向かった
..
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