・.伊達政宗 ページ32
びっくりした。久しぶりにあった友達にもだけど、隣にいる顔面偏差値70を超えた男にも。そして彼を、彼氏だと紹介された事にも。
Aとは中学の時に部活が一緒でよくご飯を食べていた、そんな仲だった。
昔から可愛くてすぐに騙されちゃいそうな純粋さを持っていて、誰かがついていないと悪い男について行きそうだったから私がずっと一緒に居たけど、高校が違うと分かってから今まで結構心配していた。
そんなAがだ、こんな爆イケ彼氏を紹介してくるだなんて夢にも思わなかった。
面がいい。でも、それだけじゃない。
目の前に居るこの爆イケ彼氏さんは、私にあってすぐに「Aの彼氏です。」と自ら名乗ってきた。しかもだ歩く時は道路側は当たり前、歩幅はAに合わせるし、しまいには今飲んでいるこのミルクティーは爆イケ彼氏さんの奢りだ。
いや、出来すぎる彼氏じゃないか。
大好きじゃないかAのこと。
隣に座るAの顔もきらきらしていて可愛らしい。幸せオーラ全開だ、羨ましい。
「じゃあね!今日はありがとう!」
「うん、ばいばいまた今度ね」
満面の笑みで私にばいばいと言い、爆イケ彼氏と帰っていく後ろ姿。高身長が隣だからかAが小さく見えてしょうがない。
ああいうのがお似合いって言うんだろうなあ。
あ、今手繋いだ。ちょっとびっくりしたように上目遣いで爆イケ彼氏を見るA。
可愛い、とてつもなく可愛い。
もし爆イケ彼氏がAに酷いことをしたら、絶対に末代まで祟ってやる。
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コッティ(プロフ) - 推しの回はそれぞれの中の人ですか?(笑) (2023年1月18日 0時) (レス) @page12 id: 4263074a64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:藤の花 | 作成日時:2022年12月16日 23時