諸伏VS諸伏!? ページ10
Aサイド
神様(仮)「【許せない許せない許せない‼︎″あの日″からずっと見守っていた僕を差し置いて、″僕以外にも″彼氏を作るなんて…
絶対許さない‼︎‼︎殺してやる…殺してやる殺してやる殺してやる‼︎】」
『か…み…落ち……ウッ』
そんな私を差し置いて、神様(仮)は私の首を絞める力を強くしながらそう叫ぶ。
それを見た私は、
《このままじゃあこの人はこんな″私を殺したぐらいの事″で、警察に捕まってしまうかもしれない。それだけは何とか避けないと…》
なんて事を考えていた。だけどその方法をいくら考えても酸素が回ってこない頭で考えるのには無理があった。
『ご…め……なさ…』
だから責めてこの人に、貴方は悪くない。私が貴方の気持ちに気づかなかったのが悪い。私が存在したのが悪い。貴方に手を汚させた私が悪い。
全部私が悪いから気にしないでと伝えたくて、途切れ途切れだったけど神様(仮)…嫌もう神様本人と呼ぶべきであろう目の前の人に謝った。
そして私の意識がそのまま完全に切れそうになったその瞬間…
ドゴォ
神様「【グハッ‼︎】」
『ゴホッゴホッゴホッハーハー…?…⁉︎ヒッ‼︎』
突然神様が凄い音と共に吹っ飛び、それにより私は神様の手から解放されて、一気に息を吸おうとして一瞬むせたけど、すぐに落ち着いて息をし始めた。
それと同時に何が起こったのかと思って目線を上げた瞬間、私の前には誰かの足が見えて、それを追うように顔も上あげた。
《も…ろ伏さ…》
するとそこにはなんと諸伏さんの姿があって、その表情はこれでもかってくらい目の前にいる自分にそっくりな神様を睨みつけている。
そして体制はいつでも臨戦体制に入れるように身構えているのを見た私はまた諸伏さんをつい″景光さん″と呼びかけてしまい、急いでその口を塞いだ。
でもそれは手遅れで、そんな声を聞いた諸伏さんは一瞬だけ私を横目で見てきた。
神様「【何しやがんだこの″偽物″がぁ‼︎】」
諸伏「⁉︎」
それを隙と見たのか神様はそんな諸伏さんの気づかない間に立ち上がり、一気に諸伏さんとの間合いを詰め持っていた刃物で諸伏さんに切りかかっていた。
それを諸伏さんはそこは流石警察官というべきか、間一髪でよけたけど、その刃先がほんの少しだけ腕に当たってしまう。
その様子を見ていた私にはそのバトルが完全に諸伏さんVS諸伏さんに見えた事は…言わなくても分かりますよね?←
″凄い美人の女の子″との出会い→←走馬灯は本当に浮かぶらしい
247人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
キャメル(プロフ) - 三日月さん» 様。応援の言葉をありがとうございます。私は神ではないですが、そこまで喜んでくれたなら何よりです!これからも是非ご愛読くださると嬉しいです! (2021年9月21日 11時) (レス) id: 94e10f3f95 (このIDを非表示/違反報告)
三日月 - めちゃくちゃ面白いです!! え?作者様、神ですか…? 更新楽しみにしてます!応援してます!! (2021年9月6日 0時) (レス) id: ac33112f85 (このIDを非表示/違反報告)
キャメル(プロフ) - 塩キャラメルしか勝たんさん» 様。嬉しいお言葉をありがとうございます!かなりのんびりですが地道にやってますので、これからも応援よろしくお願いします!! (2021年8月17日 16時) (レス) id: 94e10f3f95 (このIDを非表示/違反報告)
塩キャラメルしか勝たん - とーーーっても面白いです!更新頑張って下さい! (2021年8月2日 18時) (レス) id: e25b0a7159 (このIDを非表示/違反報告)
キャラメル014(プロフ) - asamanoaporoさん» 様。この度は貴重なコメントをしてくださっただけでなく、この作品の更新を楽しみにして下さり、ありがとうございます!また、本編更新が遅くて申し訳ありません。次の更新はなるべく早く出来るように頑張ります…( ; ; ) (2021年4月19日 21時) (レス) id: 94e10f3f95 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:キャラメル014 | 作成日時:2021年3月19日 17時