41.お前の全ては俺のもの ページ42
ーAsideー
A「ぅん……あさ……？」
明るくなった部屋に目が覚めると、隣に温もりを感じて思考が止まった。
船長の腕の中、そっと隣の寝顔を覗き見れば、昨夜のことを思い出して顔が熱い。
A「(私、船長と……)」
ロー「……もう朝か」
A「ひゃっ！！せ、船長！！」
ロー「フッ、なんだその反応。……身体は大丈夫か？」
スルッと船長の手が腰のラインをなぞる。
A「……ッ！！だ、大丈夫です。少し腰が痛いくらいで…」
ロー「へぇ？ならもう1回いけるな」
A「はい？」
何を言ってるんだこの人…。
眉をひそめて船長を見つめるが、船長は私の身体をなぞるばかりで何も言わない。
A「聞いてました？私腰痛いんですよ？」
ロー「だめか？」
A「う………」
反則だ。
好きな人のお願いなんて、しかも首を傾げてなんて、断れるわけない。
とはいえ既に朝。スクイードさんのお手伝いや仕事が……
ロー「お前は今日休暇だ。仕事はねぇよ。」
A「……どういうことですか？」
ロー「……さぁな」
A「……職権乱用では？」
ロー「ククッ、そんな言葉誰から聞いたんだ？」
笑いながらごろっと私を転がして、船長が私に覆い被さる。
ロー「好きな女の全てが手に入ったんだ。もう少しくらい堪能させろ」
ーーーーーーーーー
おまけ
スク「体調大丈夫ですか？」
A「え！？」
シャチ「修行の疲れが出てるから休暇になったんだろ？もう元気なのか？」
A「(そんな事になってたの…？)う、うん！ありがとね！」
むしろ船長のおかげで疲れた気もするけど。
視界の端で遅めの朝食(昼食？)を食べる船長を恨めしさを込めて見るが、船長は素知らぬ振りだ。
A「はぁ……(腰痛い…)」
痛む腰を抑えながら席に着くと、隣にいたベポがコテン、と首を傾げた。
ベポ「あれ？A、キャプテンといたの？」
A「？どういうこと？」
ベポ「だってAからキャプテンの匂いいっぱいするから！キャプテンからもAの匂いするし！仲良しだね！」
A「は…」
クルー「…………ん？」
「仲直りして良かったね〜」と笑うベポと「そうだな」と頷く船長以外の視線がこちらを向く。
クルー「A……おまえ……」
A「……ッ！！こっち見ないでー！！！」
妙に生暖かい視線に耐えられず、私は食堂から逃げ出したのだった。
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かみつれ(プロフ) - 静乱さん» 嬉しすぎて見た時叫びかけました笑！楽しみにして下さってめちゃめちゃ嬉しいです！本当にありがとうございます！！ (2020年6月23日 20時) (
レス) id: 4774b9ee20 (このIDを非表示/違反報告)
静乱 - 「これからが楽しみだな。」えぇ！めちゃくちゃ楽しみですよ！！かみつれさんのペースで頑張ってください！ (2020年6月23日 19時) (レス) id: bdcfc846cf (このIDを非表示/違反報告)
かみつれ(プロフ) - ミリアさん» ありがとうございます！！嬉しいです！！ (2020年6月17日 21時) (レス) id: 4774b9ee20 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 続編おめでとうございます！ (2020年6月17日 18時) (レス) id: e8a27bc902 (このIDを非表示/違反報告)
かみつれ(プロフ) - 星猫さん» ありがとうございます！これからも頑張りますね！ (2020年6月17日 17時) (レス) id: 4774b9ee20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かみつれ | 作成日時：2020年6月17日 9時
