検索窓
今日:2 hit、昨日:42 hit、合計:69,380 hit

Fragment234 ページ34

〜 海人 side 〜





Aちゃんが出る騎馬戦が終わって、


紫耀と廉と一緒に食べる約束をしてた俺は、Aちゃんと伊藤も誘って、5人で食べる事になっていた。



俺と伊藤は応援席でAちゃんが来るのを待つ。





朱「海ちゃ───ん!」




すると、向こうから朱莉に呼ばれた声が聞こえて、振り向けば、手を振る朱莉と後ろにはもう2人がいた。


え、あれは朱莉の…



俺は席から立ち上がって紅組の応援席の後ろに行く。




朱「海ちゃん覚えてるかな?私のパパとママだよ」




朱父「久しぶりだね、海人くん」




朱母「まぁ、あんなに小柄で可愛かった海ちゃんが5年も会わないうちに、こんなにもかっこよくなって〜」




海「あ、お久しぶりです!おじさん、おばさん」




見覚えあると思ったら、朱莉のご両親だった。


学校帰りの時に、朱莉に成長した俺を両親に会わせたい…なんて言ってたのを思い出す。




そんな朱莉とご両親と話していると、廉と紫耀が
やってきた。




廉「海人、沙耶ちゃーん」




紫「待ち合わせ場所、待ってんのに何してんの」




海「あーごめん!」




沙「…Aが来なくてさ笑」




伊藤は何故か苦笑い気味に笑って、弁当を持って立ち上がる。




…そういえば、


Aちゃん、全く帰って来ないな…





廉「え、Aちゃんが?」




沙「うん。騎馬戦に出る生徒、みんな帰ってきて
るのに…」




紫「…もう10分すぎてるな…探す?」




廉「せや、な。Aちゃんの事やから、なんか
心配やし」




沙「わかった。じゃあ私、会った時のためにAの弁当、持っとくね」




3人はAちゃんを探す事になった。


確かに、夏祭りのこととか、いろいろあったから心配にはなるよな…



だったら俺は…





海「じゃあ、俺は応援席にAちゃんが戻ってくるかもだから、ここにいる」




廉「おう。会ったらLINEしろよ。俺らもするから」




廉がそう言うと伊藤もAちゃんの弁当を持って
探しにいった。


3人がこんな会話してたとは知らずに…





朱「……」



















紫「なぁ、あの人ら誰?」




沙「……知らない」




紫「え…?」




沙「隣のクラスに転入してきた海人くんの幼馴染み…と、ご両親」




廉「ふーん…転入生なんや…って幼馴染み?!」




紫「海人に女子の幼馴染みがいたなんて…」




沙「私…あの子、嫌いだから」




廉「え?……沙耶ちゃん?」




Fragment235→←Fragment233



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (45 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
144人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

祐莉 - いつも楽しく読ませてもらってます。主人公・高橋君・朱莉ちゃん・井上君の四角関係の予感が強まりましたね。主人公と高橋君は、まだ自分達の気持ちを自覚していないようなので、ライバルの存在は強敵ですね。 (2018年9月18日 0時) (レス) id: ea9cf53e18 (このIDを非表示/違反報告)
ぱるん - 一番初めのやつから見てますけど、今が一番面白いです!投稿がんばって下さい!! (2018年9月9日 17時) (レス) id: d2a836d0c1 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みゅぷ〜ま | 作成日時:2018年9月7日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。