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Fragment231 ページ31






瑞「それで、Jr.の仕事もオフで、俺の通ってる高校の体育祭は来週だから、内緒で見に来たってわけ」




《そうだったんだ》




瑞「でも、まさか廉と紫耀が来てるとは、思わな
かったな…笑」




それは確かに笑


私もびっくりしちゃったもん…笑





瑞「Aを驚かすために、声かけようとしてたんだけど、2人がいたから敢えて声はかけなかったんだ笑」




《なんで?》




瑞「うーん…楽しそうだったし…それに俺とAの関係を言うの、面倒くさかったから笑」




《面倒くさいってなに笑 でもKINGの3人のバックにつく事が多いなら、2人とは仲良いんでしょ?》




瑞「めっちゃ仲良いとまでは、いかないけどな笑
でもリハの時とか、よく話すよ」





……なのに、声はかけなかったんだ笑



瑞稀って案外、人見知りなのかな…?





瑞「あ、話戻るんだけど…さっきの騎馬戦でAが足を捻った瞬間…俺、見てたんだ」





え…嘘……



朱莉ちゃんがしていたところを見ていた…って
こと…?





《気づいてたの?》




瑞「うん。だって俺、騎馬戦してるAをずっと
目で追ってたもん」




「…っ」





瑞稀…今、さらっと真顔で言ったね…笑



ずっと目で追ってたとか…恥ずかしすぎるよ…





瑞「まじで、あいつ何様?絶対わざとだったじゃん」




瑞稀……



瑞稀は…私の味方でいてくれるの…?





なんだか嬉しさのあまり、


それだけで、もう泣きそうになる。




弱い自分が嫌になるけど…





そんな私に気づいたのか、瑞稀は私の隣に座った。


そして軽く優しく頭をポンポンしてくれる。





瑞「…A、あいつの名前なんていうの?」





言う必要ある?…って、少し思っちゃったけど、
私は瑞稀の優しさに甘えて、メモに書いた。





《隣のクラスの松浦 朱莉ちゃん。2学期になってロシアから転入してきたの》




瑞「ロシア…って留学してたってこと?」




《うん。5年前に父親の転勤で引っ越したらしいんだけど、この前、日本に帰ってきたんだって》




瑞「そうなんだ…けど、なんで隣のクラス?…A、そいつと仲良いの?」




「……」





仲良くはしてたけど…親友みたいな仲良いってわけ
ではないしな…





ちゃんと、瑞稀に伝えよう…



ついでに相談してもいいよね…?





《ううん…朱莉ちゃん、海人くんの幼馴染みでも
あるんだ》




瑞「えっ…」




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祐莉 - いつも楽しく読ませてもらってます。主人公・高橋君・朱莉ちゃん・井上君の四角関係の予感が強まりましたね。主人公と高橋君は、まだ自分達の気持ちを自覚していないようなので、ライバルの存在は強敵ですね。 (2018年9月18日 0時) (レス) id: ea9cf53e18 (このIDを非表示/違反報告)
ぱるん - 一番初めのやつから見てますけど、今が一番面白いです!投稿がんばって下さい!! (2018年9月9日 17時) (レス) id: d2a836d0c1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みゅぷ〜ま | 作成日時:2018年9月7日 16時

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