Fragment226 ページ26
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海人くん…
彩海ちゃんのペースに巻き込まれてるし笑
でも、見てて姉弟の会話に微笑ましかった。
海「もう、それを言うために来たなら帰ってよ」
彩「だから無理だって。それにパパがAちゃんの写真見たいって、うるさいんだもん」
え…
海人くんのお父さんが？
彩「パパ、Aちゃんに会った事がないから、ツー
ショットでもいいから、写真を撮ってこいって言われてんの」
そうなんだ…笑
確かに、家にお邪魔させてもらった時、海人くんのお父さんとは、出張でいなかったもんね。
彩「ほらほら、撮り直してあげるからさ、2人とも
並んで並んで」
海「いや、だからって 「あれ…？海人の姉さん
じゃん」
海人くんの言葉を遮って、声をかけたのは、廉くんと紫耀くんだった。
彩「あ、2人とも久しぶり！」
廉「どうも。てか、なにしてんの？」
彩「それがね、海人もAちゃんも恥ずかしがって、ツーショット撮らしてくれないの」
海「いや、別に恥ずかしがってないから」
紫「ふーん笑…じゃあ、俺らも手伝おか」
廉「せやな笑」
彩海ちゃんから理由を聞いて、何故か廉くんと紫耀くんはニヤニヤし始める。
……嫌な予感…
彩「ほんと？助かる〜じゃあ、このカメラも撮って
もらおうかな」
紫「ラジャー」
そう言って、彩海ちゃんは紫耀くんにカメラを
渡した。
海「はぁ…Aちゃん、この人達めんどいから、
さっさと撮ってもらおっか」
呆れ顔な海人くんに私は苦笑い気味に笑う。
海人くんのお父さんが私のこと、見たがってるなんて…それはそれで恥ずかしいんだけど…
彩「もうちょっと寄ってー」
廉「微妙に離れすぎやわ笑」
海「いや、これ以上、寄ったらお互いぶつかるか
ら…カップルじゃあるまいし笑」
廉「なに言っとんねん。せっかくのツーショットなんやから、はよ寄れや」
海「…なんで俺、廉にキレられてんの？笑」
紫「いいから。早くしんと時間ないで」
…確かに。
今やってる種目は、もう終わりつつあるし…
次は沙耶の出るリレーだから早くしなきゃ。
彩「はい、撮るよ〜」
私と海人くんはもう少しだけ寄って、お互いに
ピースをした。
彩海ちゃんのスマホカメラと紫耀くんの持つカメラ
で一切にカメラ音が鳴る。
……私は撮られる寸前から、既にもうドキドキが、
半端なかった。
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祐莉 - いつも楽しく読ませてもらってます。主人公・高橋君・朱莉ちゃん・井上君の四角関係の予感が強まりましたね。主人公と高橋君は、まだ自分達の気持ちを自覚していないようなので、ライバルの存在は強敵ですね。 (2018年9月18日 0時) (
レス) id: ea9cf53e18 (このIDを非表示/違反報告)
ぱるん - 一番初めのやつから見てますけど、今が一番面白いです！投稿がんばって下さい!! (2018年9月9日 17時) (レス) id: d2a836d0c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みゅぷ〜ま | 作成日時：2018年9月7日 16時
