Fragment223 ページ23
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『次は2年生による綱引きの入場です。プログラム3番のスゥエーデンリレーに出る学年は招集場所に整列してください』
というアナウンスが流れる。
海「…あ、俺だ」
紫「え、海人がスゥエーデンに出んの!?」
海「そんな驚く?」
廉「しかも長距離やん。大丈夫なん?笑」
海「大丈夫だし!ご心配なく!」
沙「…まぁ、海人くんは2走者目だしね笑」
紫「え〜2走者目かよ。おもろくないな」
廉「そこはアンカーやろ。アンカー」
海「そんなこと言われても決める時、仕事で俺、いなくて勝手に決められたんだから仕方ないじゃん」
廉くんと紫耀くんにブーイングされて、少しだけ拗ねている海人くん笑
確かに、決める時、海人くんはいなかったから、好きな種目を選べなくて残念がってたもんね…笑
男「おい、海人!喋ってないで行くぞ!」
海人くんと一緒で、同じクラスのスゥエーデンに出る男子が呼びかける。
《海人くん、頑張ってね!》
海「ありがとう。じゃ、行ってくる」
そう言って、呼びかけた男子と一緒に海人くんは
招集場へと行った。
紫「…2人はなに出んの?」
沙耶「えっと、Aは騎馬戦と綱引き、私も綱引きでクラス対抗リレーに出るよ」
紫「そっか、楽しみにしてる。なぁ?れーん」
廉「なんで俺にふるねん笑」
紫「じゃ、俺ら向こうで応援してるから」
そう言って、2人は私達から離れていった。
廉「紫耀、後で屋台 行こうや」
紫「おぅ、てか自動販売機どこ?喉乾いた」
なんて話を聞きながら私と沙耶は2人を見つめる。
やっぱり、芸能人オーラがあるなぁ…
沙「……まさか来るとは思わなかったね」
《そうだね…びっくりしちゃった》
沙「廉くんからLINEで一言も聞いてなかったし…これは恥ずかしいところなんて見せられないな笑」
…そうだよね笑
特に沙耶は廉くんのこと、気にかけてるからな笑
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………ん?
あれ……今、向こうで……
沙「Aー?」
いつの間にか、応援席に座ってる沙耶に呼ばれたのに気づいて、私も応援席に戻った。
「……」
私は少し離れたフェンスの向こうを見つめる。
……さっき、あそこに瑞稀がいたような…
気のせい…?
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祐莉 - いつも楽しく読ませてもらってます。主人公・高橋君・朱莉ちゃん・井上君の四角関係の予感が強まりましたね。主人公と高橋君は、まだ自分達の気持ちを自覚していないようなので、ライバルの存在は強敵ですね。 (2018年9月18日 0時) (レス) id: ea9cf53e18 (このIDを非表示/違反報告)
ぱるん - 一番初めのやつから見てますけど、今が一番面白いです!投稿がんばって下さい!! (2018年9月9日 17時) (レス) id: d2a836d0c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みゅぷ〜ま | 作成日時:2018年9月7日 16時