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Fragment216 ページ16







《海人くんは借り物競争とスゥエーデンリレー
だっけ?》





海「そうだよ。俺が仕事でいなかったから残りの種目に決まったんだよね」





《でも当日は仕事休みなんでしょ?》





海「うん。体育祭とかは仕事入れないようにしてる
からね」




沙「そういえばさ…海人くんって、走るの得意な
ほうなの?」





海「いや…俺、走るの得意なほうではない、かな…
スゥエーデンは、まじで最悪なんだけど笑」





沙「確か、2走者目じゃなかったけ?アンカーじゃな
いだけマシじゃん笑」





海「そうだけど…俺、球技は苦手だからさぁ…」





沙「体育祭、楽しもうって言ってた人が、なに弱気
になってんの笑」






海人くん…球技、苦手なんだね笑



球技っていっても、ボール使う事はないんだけど笑





でも海人くん、


見た目的には運動神経よさそうなのになぁ…






海「まっ、楽しみなのは事実だよ。それに俺、しおりの表紙、考えなきゃならないし」





しおり…?






沙「え、しおりって?」





海「体育祭のしおり。俺、広報委員だから先生に表示の絵を考えてきてほしいって頼まれるんだ」





沙「へぇ、海人くん絵得意だもんね」





今年は海人くんがしおりの表示絵を考えるのかぁ…



それはそれで、どんなのになるか楽しみかも笑






朱「海ちゃーん!おはよ!」





海「うわっ、朱莉かよ、びっくりしたぁ…」





朱「暇だからきた!あ、Aちゃんと沙耶ちゃん
もおはよう〜」





朱莉ちゃん、朝から元気だな…笑


何気なく海人くんの腕に手をまわして、ひっつい
てるし…






海「暇って…もう予鈴なるけど」





朱「えー?あと7分?はあるじゃん」





海「あと7分も、じゃん笑」





朱「海ちゃん、そんなに私を隣の教室に帰した
いの?」





海「当たり前じゃん。時計みてくださーい」





朱「やだ。ギリギリまでいるもんねー」






またも2人の世界にはいってしまったよ…笑



2人の様子なんて、あんま見たくないんだけどな…





でも仕方ない…よね……






沙「……ついていけない」





なんて沙耶の小声で言ってるのが聞こえる。







はぁ…



私も…声が出るようになったら、あんなふうに
喋りたいよ…






…って、夢のような一生、叶えられそうにない、



願いなんだろうけど……




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祐莉 - いつも楽しく読ませてもらってます。主人公・高橋君・朱莉ちゃん・井上君の四角関係の予感が強まりましたね。主人公と高橋君は、まだ自分達の気持ちを自覚していないようなので、ライバルの存在は強敵ですね。 (2018年9月18日 0時) (レス) id: ea9cf53e18 (このIDを非表示/違反報告)
ぱるん - 一番初めのやつから見てますけど、今が一番面白いです!投稿がんばって下さい!! (2018年9月9日 17時) (レス) id: d2a836d0c1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みゅぷ〜ま | 作成日時:2018年9月7日 16時

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