Fragment214 ページ14
．
瑞「A…」
《お葬式の時は本当に嬉しかったよ。瑞稀には瑞稀なりの優しさと凄さを感じられる》
瑞「………」
《だから瑞稀には自信を持ってほしい》
瑞「…なんか勇気づけられちゃったな笑…でも、ありがとうA」
そう言う瑞稀に、私は軽く笑った。
本当ならメモに沢山、伝えたいことを伝えたいんだけどね……頭が痛いから、頭が回らないんだよね。
瑞稀は何かを感じてくれたかな？
瑞「けど、ホッとした。Aのこと心配だったか
ら…でも海人がAのこと大事にしてくれてるなら……Aの友達の沙耶ちゃんもいるなら安心だね」
瑞稀…
瑞「海人にはライバル心あんましたくないんだけど…俺、頑張るよ。Jr.としてHiHi Jetsとしても…」
《頑張れ、応援してるよ》
瑞「ありがとな、勇気づけてくれて…ていうか、ごめんな？頭痛で頭痛いっていうのに…」
《大丈夫だよ》
はは…と私は笑った。
さっきまで頭が痛すぎてたけど、話してるうちに薬も効いてきた気がするしね。
後は、たぶん寝ていたら、よくなると思うし。
瑞「おばさんは…？仕事？」
《今日は20時まで仕事だって》
瑞「そっか。じゃあそれまで寝てていいよ。おばさんが帰ってくるまでは俺もいるし」
《うん、そうするね》
そうして私はベッドに横なった。
今日はいろいろありすぎたな……
海人くんと朱莉ちゃんの件で悩んじゃって…
そのせいなのか頭痛をおこして…
沙耶にも心配かけちゃって、
嘘ついちゃったけど、海人くんの優しさに甘えて
マンションまで送ってもらったし…
瑞稀も部屋まで送ってくれて、お母さんが帰ってくるまでは、いてくれてるみたいだし…
それに瑞稀が私に会えなかった理由を聞けて、
良かった…
瑞稀にも海人くんにも感謝することが多いくらい
私は助けられてる。
なんだかんだ、
私は皆に甘えちゃってるのかもしれないな…
私も…少しでも強い自分にならなきゃならない。
声を取り戻すためにも…
私は目を瞑って、そんな事を考えながら
眠りについた。
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祐莉 - いつも楽しく読ませてもらってます。主人公・高橋君・朱莉ちゃん・井上君の四角関係の予感が強まりましたね。主人公と高橋君は、まだ自分達の気持ちを自覚していないようなので、ライバルの存在は強敵ですね。 (2018年9月18日 0時) (
レス) id: ea9cf53e18 (このIDを非表示/違反報告)
ぱるん - 一番初めのやつから見てますけど、今が一番面白いです！投稿がんばって下さい!! (2018年9月9日 17時) (レス) id: d2a836d0c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みゅぷ〜ま | 作成日時：2018年9月7日 16時
