Fragment211 ページ11
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《瑞稀、ありがとね》
瑞「ん。薬と水、持ってくるから場所どこに置い
てる？」
マンションに着いて、瑞稀は私の部屋まで連れていってくれて、ベッドに座らせてくれた。
《リビングの本とか置いてある戸棚の抽斗にあるよ》
瑞「わかった。その間に着替えてて」
そう言うと、瑞稀は部屋から出ていった…と思ったら、また入ってきた。
……え？
瑞「…ここまで送ってくれたんだから、海人にちゃんとお礼しとけよ？」
《言われなくても、わかってるよ！》
私は書いたメモを見せると、瑞稀はニヤリと笑って
再び部屋を出ていった。
なんなの…笑
さっきまで部屋まで連れていってくれて、薬も用意しにいってくれて頼もしいって思ってたのに…
可愛かった昔の瑞稀はどこにいったのかな…
なんて呆れながら、私は楽な格好に着替えた。
そしてベッドに座って、スマホを見れば沙耶からLINEきていた。
心配かけちゃったからな…
申し訳ないなぁ…と思いながら、沙耶にLINEで謝りつつ、無事に帰った事を返事した。
そして海人くんにも…
A無事に帰ったよ。嘘ついたりして本当にごめんね!
A送ってくれてありがとう
今頃、海人くんは電車…かな…
そう思ってると、すぐに既読がついた。
海人どういたしまして
海人嘘ついた事は気にしてないから大丈夫だよ!
パァと明るい可愛らしい猫のスタンプ付きで返ってきたのを見て、思わずクスリと笑ってしまった。
海人くん、よくスタンプ使うんだよなぁ…
可愛い……なんて、本人には言わないけど笑
でも、海人くんらしくて良かった。
すると、ゆっくりとドアが開いた。
瑞「A、着替え…着替えてるな笑」
《うん、薬持ってきてくれてありがとう》
瑞稀が部屋に入ってきて、私はメモにそう書いた後、私も海人くんにスタンプを送り返した。
瑞「……あのさ…A」
そんな私の様子を見て、薬を机に置いた後、瑞稀が
真剣な表情で話しかけた。
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祐莉 - いつも楽しく読ませてもらってます。主人公・高橋君・朱莉ちゃん・井上君の四角関係の予感が強まりましたね。主人公と高橋君は、まだ自分達の気持ちを自覚していないようなので、ライバルの存在は強敵ですね。 (2018年9月18日 0時) (
レス) id: ea9cf53e18 (このIDを非表示/違反報告)
ぱるん - 一番初めのやつから見てますけど、今が一番面白いです！投稿がんばって下さい!! (2018年9月9日 17時) (レス) id: d2a836d0c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みゅぷ〜ま | 作成日時：2018年9月7日 16時
