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「涼介…先生っ………」





涼介「さくちゃんのこと忘れたことなんて一度もない」









「なんで、いつから気づいてたの?」




涼介「飲み会ん時。
涼介先生ってさくちゃんが言った時から。

…気付かねぇよ。
こんな綺麗になっちゃってさ、」









大人になったな、そう言って頭を撫でた



懐かしいその感じ









何も変わってない









涼介「…知らなくていいと思った。
死ぬまで知らなくていいと。
いつか言わなきゃ、話さなきゃとか
わかってはいたけど。…怖かった。
前の自分を思い出すのが、前の自分に戻るのが。


…だから知らないフリしてた」









「…会いたくて仕方なかったのに。
会ったらなんて言おうって考えてたのに。」







ポロポロと涙を流しながら話す私



そんな私を涼介先生は頷きながら

優しい目で私を見ていた









「…そばに居て。もう居なくならないで」









今はっきりと言えた瞬間だった




5年越しに言えた瞬間だった









涼介先生は私を優しく包み込む








涼介「さくちゃん…泣きすぎぃ」









そう言ってほっぺをつねる





こんないい雰囲気だったのに

涼介先生はまだ子供扱いしてる









「だって!…涼介先生が」


涼介「なぁ。…俺もう先生じゃないよ」









涼介「もう先生じゃない。」


涼介「さくちゃんも立派な大人だよ」









「はい。」









時が止まった気がした



涼介先生は抱きしめてたのをそっと離し









「…んっ。」









それはどちらからともなく



キスをした









涼介「やべぇ。…いいのかな」









頬を赤らめながら

そう言った









「涼介さん。」




涼介「そう言われんのもなんか照れる」









「私…ちゃんと別れるから、」



「その時まで待ってて…ください」









もう揺らぎはなかったんだ。



きっともっと前からまた好きになっていたから









涼介「俺。散々待たせたよ?」


「でもここに居る。」










涼介「まだ女と切れてないよ」


「私が一番にさせる」









涼介「泣かせたいっぱい」









「…責任取ってください」









涼介「もう。…敵わねぇわ」









待ってる





そう言った涼介さん









そしてもう一度



約束のキスをくれた









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設定タグ:山田涼介 , Hey!Say!JUMP , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
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山田咲菜(プロフ) - ごめんなさい大号泣しましたし、キュンキュンしました。ホントにこんな泣けるお話が書けるのはホントに尊敬します! (2020年10月7日 2時) (レス) id: b851b1a625 (このIDを非表示/違反報告)
Chika02170217(プロフ) - めっちゃいい話。。。 (2019年11月11日 20時) (レス) id: bc6b2eccee (このIDを非表示/違反報告)
らら(プロフ) - 山田くん担当さん» 嬉しいお言葉有難うございます。そう言って頂けて私も感動です。。 (2019年1月23日 23時) (レス) id: 18d9a58539 (このIDを非表示/違反報告)
山田くん担当 - 私は山田くんが好きで読ませてもらいました。すごく感動しました (2019年1月19日 10時) (レス) id: 76f3abcc84 (このIDを非表示/違反報告)
らら(プロフ) - あいちゃそさん» 嬉しいお言葉有難うございます。。温かい言葉恐縮です。あいちゃそさんにとっていいお話として残ってくれたのなら私はそれだけで幸せです(^ ^)私こそ素敵なコメント有難うございました。! (2019年1月15日 19時) (レス) id: 28ca21218f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:らら | 作成日時:2018年11月30日 0時

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